Webサイトのリニューアルは、ビジネスを加速させる大きなチャンスです。しかし、SEO対策を怠ると、せっかくのリニューアルが検索順位を下げてしまうリスクも。この記事では、リニューアルでSEOを成功させるための11のチェックリストと、具体的な手順を徹底的に解説します。SEO初心者でも、安心してリニューアルを進められるでしょう。
この記事で得られること
- サイトリニューアルがSEOに与える影響を正確に理解できる
- リニューアルでSEOに失敗する原因と具体的な対策がわかる
- リニューアル前にやるべきSEO対策、リニューアル中の注意点、リニューアル後の効果測定まで、全てのステップを網羅的に把握できる
- リニューアルを成功させ、SEO効果を最大化するための実践的な知識が得られる
サイトリニューアルはSEOのチャンス?それともピンチ?【影響を徹底分析】
サイトリニューアルは、SEOにとって諸刃の剣です。正しく行えば、SEO効果を大きく向上させるチャンスとなりますが、間違った手順を踏むと、検索順位を大幅に下げるピンチにもなりかねません。
リニューアルがSEOに与えるプラスの影響
- Webサイト構造の改善: 古いサイト構造を見直し、クローラーが巡回しやすい構造にすることで、SEO効果が向上します。
- ユーザビリティの向上: デザインや導線を改善することで、ユーザーの利便性が高まり、滞在時間やコンバージョン率の向上に繋がります。
- コンテンツの質向上: 古いコンテンツを見直し、最新の情報に更新したり、新しいコンテンツを追加したりすることで、SEO評価を高めることができます。
リニューアルがSEOに与えるマイナスの影響
- 検索順位の低下: URL構造の変更や、コンテンツの削除などによって、検索順位が大幅に下落してしまうことがあります。
- アクセス数の減少: リダイレクト設定の不備や、コンテンツの消失によって、アクセス数が減少してしまうことがあります。
- 評価の喪失: せっかく積み上げてきたSEOの評価がリセットされてしまうことがあります。
- 特に、ドメイン変更を伴うリニューアルは、SEOに大きな影響を与えるため注意が必要です。
このように、サイトリニューアルはSEOにとって大きな転換期であり、その影響は良い方向にも悪い方向にも転びうることを理解しておきましょう。
リニューアル前に必ず行うべきSEO対策【事前準備編】
リニューアルを成功させるためには、入念な事前準備が不可欠です。以下のステップに従って、リニューアル前のSEO対策を行いましょう。
ステップ1:現状分析【SEOの現状を正しく把握する】
まず、リニューアル前のWebサイトのSEO状況を詳しく調査しましょう。
分析項目 | 説明 |
---|---|
検索キーワード | どのようなキーワードでWebサイトにアクセスがあるのかを把握し、リニューアル後のキーワード戦略に役立てます。 |
アクセス数 | Webサイト全体のアクセス数だけでなく、ページごとのアクセス数も把握します。リニューアルで注力すべきページを特定するのに役立ちます。 |
検索順位 | 狙っているキーワードで、自サイトが何位に表示されているかを把握します。リニューアル後の順位変動を比較することで、リニューアルの効果測定に役立てます。 |
被リンク数 | 外部サイトからの被リンク数を把握します。被リンクは、SEO評価を高める上で重要な要素です。 |
使用ツール
- Google Analytics: Webサイトのアクセス状況を分析するためのツール
- Google Search Console: Webサイトの検索パフォーマンスを分析するためのツール (参考:Google Search Console)
- キーワード選定ツール: 検索キーワードの検索ボリュームや競合性を調査するためのツール
- 例:Googleキーワードプランナー、ラッコキーワード
これらのツールを活用して、現状のSEO状況を客観的に把握しましょう。
ステップ2:目標設定【リニューアル後のSEO目標を明確化】
現状分析の結果を踏まえ、リニューアルによって達成したいSEOの目標を設定しましょう。
目標設定の例
- 特定のキーワードで検索順位〇位以内に入る
- Webサイト全体のアクセス数を〇〇%増加させる
- コンバージョン率を〇〇%向上させる
- 特定のページへの流入数を〇〇%増加させる
ポイント
- 具体的な数値目標を設定する: 定量的な目標を設定することで、効果測定がしやすくなります。
- 現実的な目標を設定する: 無理な目標を設定するのではなく、現状分析に基づいた実現可能な目標を設定しましょう。
ステップ3:キーワード戦略【リニューアル後のキーワードを選定】
リニューアル後のWebサイトで狙うキーワードを明確にしましょう。
キーワード選定のポイント
- ターゲットユーザーが検索するキーワードを選ぶ
- 自社の商品やサービスに関連性の高いキーワードを選ぶ
- 検索ボリュームがあり、競合が強すぎないキーワードを選ぶ
- ロングテールキーワードも視野に入れる
- ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた、より具体的なキーワードのことです。
キーワード選定ツールを活用する
キーワード選定ツールを活用することで、効率的にキーワードを選ぶことができます。
Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールを活用して、自社サイトに最適なキーワードを見つけましょう。
ステップ4:サイトマップ作成【分かりやすいサイト構造を設計】
リニューアル後のWebサイトのサイトマップを作成し、ページ間の関連性を考慮した、分かりやすいサイト構造を設計しましょう。
サイトマップ作成のポイント
- ユーザーが目的のページに辿り着きやすい構造にする
- クローラーが巡回しやすいように、階層構造を意識する
- 関連性の高いページ同士をグループ化する
サイトマップを作成することで、Webサイト全体の構造を把握しやすくなり、リニューアル後のWebサイトの設計がスムーズに進められます。
ステップ5:URL設計【SEOに強いURL構造を作る】
リニューアル後のURL構造は、SEOに大きな影響を与えます。
URL設計のポイント
- 分かりやすいURLにする: ページの内容がURLから推測できるように、分かりやすい単語を使用しましょう。
- URLを短くする: 短いURLは、ユーザーにとっても、検索エンジンにとっても扱いやすいため、SEOに有利です。
- 日本語URLは避ける: 日本語URLは、URLエンコードされるため、SEOに不利になります。英数字を使用しましょう。
- ディレクトリ構造を意識する: 関連性の高いページは、同じディレクトリにまとめるようにしましょう。
- URL変更が必要な場合は、リダイレクト設定を必ず行う: URLを変更した場合は、リダイレクト設定を必ず行い、SEO評価を引き継ぐようにしましょう。
これらのステップを参考に、リニューアル前のSEO対策を入念に行いましょう。
リニューアル中に気をつけるべきSEO対策【リニューアル作業編】
リニューアル作業中も、SEOに配慮した作業を心がける必要があります。以下の点に注意して、リニューアル作業を進めましょう。
コンテンツ移行【URL、タイトル、メタディスクリプションはそのまま】
リニューアル前のコンテンツをリニューアル後のWebサイトに移行する際は、コンテンツのURL、タイトル、メタディスクリプションは、原則としてリニューアル前と同一にするように心がけましょう。
これらを変更すると、検索エンジンからの評価がリセットされてしまう可能性があります。もし変更が必要な場合は、リダイレクト設定を必ず行ってください。
リダイレクト設定【301リダイレクトでSEO評価を引き継ぐ】
URLを変更した場合、リダイレクト設定を必ず行いましょう。
リダイレクトの種類
- 301リダイレクト: 恒久的な転送に使用します。SEO評価を新しいURLに引き継ぐことができます。
- 302リダイレクト: 一時的な転送に使用します。SEO評価を引き継ぐことができません。
リダイレクト設定の注意点
- 必ず301リダイレクトを使用する
- リダイレクト設定を誤ると、SEOに大きな悪影響を与えるため、慎重に行う
- リダイレクト設定は、リニューアル前に必ずテストを行う
- リダイレクト設定を行う具体的な方法: .htaccessファイル、リダイレクト設定ツールなどを使用する。
robots.txtの設定【検索エンジンにインデックスさせたくないページを指定】
リニューアル中のWebサイトを検索エンジンからブロックしたい場合は、robots.txtを設定します。
robots.txtの設定方法
- Webサイトのルートディレクトリにrobots.txtファイルを設置する
- robots.txtファイルに、クローラーにアクセスを許可しないページやディレクトリを指定する
robots.txtの設定例
User-agent: *
Disallow: /リニューアル中のページ/
この設定を行うことで、リニューアル中のページが検索結果に表示されるのを防ぐことができます。
noindex設定【検索結果に表示させたくないページを指定】
リニューアル中のWebサイトを検索結果に表示させたくない場合は、noindex設定を行います。
noindex設定の方法
- HTMLファイルのheadタグ内に、以下のコードを記述する
HTML1<meta name="robots" content="noindex">
この設定を行うことで、検索エンジンは、そのページをインデックスしなくなります。
ページの表示速度の低下に注意する
リニューアルによって、ページの表示速度が極端に遅くならないように注意しましょう。ページの表示速度は、ユーザー体験だけでなく、SEOにも影響を与えます。
ページの表示速度を計測するツール
- PageSpeed Insights: Googleが提供するページ速度計測ツール (参考:PageSpeed Insights)
ページ表示速度を改善する方法
- 画像サイズの最適化: 画像サイズを圧縮し、軽量化する
- キャッシュの活用: ブラウザキャッシュを活用し、表示速度を高速化する
レスポンシブWebデザインの採用
現在のWebサイトは、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスで閲覧されるため、レスポンシブWebデザインの採用は必須と言えます。
レスポンシブWebデザインとは、1つのHTMLファイルで、異なるデバイスの画面サイズに合わせて表示を最適化する手法です。
レスポンシブWebデザインを採用しないと、以下のような問題が発生する可能性があります。
- モバイルフレンドリーではないと判断され、SEO評価が下がる
- スマートフォンユーザーの利便性が低下し、離脱率が高まる
title、description、見出しが適切に設定されているか確認
リニューアルに伴い、titleやdescription、h1などの要素を変更する際は注意が必要です。これらの要素はSEOにおいて重要な役割を果たしており、キーワードを適切に含める必要があります。
注意点
- 今まで入っていたキーワードを削除しない
- 1つのtitleを変更すると、同じディレクトリにあるページのtitleも変更されてしまうCMSもあるため、ページ個別で変更可能か確認する
- テンプレートで一括変更可能であるか確認する
スマートフォン向けURLとPC向けURLを対応させる
スマートフォンユーザー向けURLとPCユーザー向けURLを別々に設定している場合は、検索エンジンに対して「このURLとあのURLは、スマートフォンとPCで対応しているページですよ」ということを、canonical/alternateを記述して伝える必要があります。
対応が漏れていると起こる問題点
- SEOの評価が分散する
- スマートフォンからのアクセスが適切に評価されない
検索エンジンがページ内容を読み取りづらい仕様になっていないか確認する
Webデザインやプログラミング言語は日々進化しており、新しい技術が登場しています。
しかし、検索エンジンのロボットがそれらのすべての技術に対応できるわけではありません。新たな技術を利用する際は、GoogleのURL検査ツールを利用して、検索エンジンが正しく認識できているか確認することをおすすめします。
特にSPAサイトは、構造や対応によってはクローラーがページ内容を認識しにくくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
これらの点に注意して、リニューアル作業を進めましょう。
リニューアル後に必ず行うべきSEO対策【公開後編】
リニューアル後のWebサイトを公開した後も、SEO対策を怠ってはいけません。以下の点に注意して、リニューアル後のSEO対策を行いましょう。
サイトマップ送信【GoogleにWebサイトの構造を伝える】
リニューアル後のサイトマップをGoogle Search Consoleに送信しましょう。
サイトマップを送信するメリット
- 検索エンジンにWebサイトの構造を伝え、クローラーによる巡回を促進する
- 新しいコンテンツを迅速にインデックスさせる
インデックス状況確認【Googleに正しく認識されているか確認】
Google Search Consoleで、インデックス状況を確認し、インデックスされていないページがあれば、修正を行いましょう。
インデックス状況を確認するポイント
- サイトマップが正しく送信されているか確認する
- エラーや警告が表示されていないか確認する
- インデックスされていないページがあれば、原因を調査し、修正する
これらの確認を怠ると、リニューアルしたWebサイトが検索結果に表示されないという事態に陥ってしまう可能性があります。
順位変動のチェック【検索順位を定期的に確認】
リニューアル後の検索順位を定期的にチェックし、検索順位が下がっている場合は、原因を調査し、改善策を講じましょう。
検索順位をチェックするツール
- Google Search Console: 検索キーワードごとの平均順位を確認できる
- キーワード順位チェックツール: 競合サイトの検索順位と比較できる
アクセス状況の確認【アクセス数の推移を分析】
Google Analyticsでアクセス状況を定期的に確認し、アクセス数が減少している場合は、原因を調査し、改善策を講じましょう。
アクセス状況を確認するポイント
- アクセス数全体の推移
- ページごとのアクセス数
- 流入経路
- コンバージョン率
公開後の宣伝を行う
リニューアル後は、Webサイトを公開したことを、取引先やSNS等で積極的に発信しましょう。
SEOはユーザー行動も重視するため、リニューアル後のWebサイトにアクセスを増やすことは、SEO効果を高める上で有効です。
Google Search Consoleでドメイン変更を伝える
ドメインを変更する場合は、Google Search Consoleにドメインを変更したことを伝える必要があります。
また、Googleアナリティクスなどのツールをサイトに導入している場合は、設定の修正も必要です。
Google Search Consoleへの通知は、「アドレス変更ツール」を利用して行います。詳細な手順はGoogle Search Consoleヘルプページに記載されているため、こちらを参考に進めてみてください。
サイト内にあるリンクのURLを、新URLに変更する
ドメイン変更を行った場合や、サイト内のURLが変わった場合は、内部リンクのURLも新しいものに書き換える必要があります。
リダイレクト設定が完璧にされていれば大きな問題はありませんが、1度リダイレクトを挟むことでページ間の移動時間は伸びてしまいます。ユーザー体験としてページ移動が短いほど良いので、サイト内のリンクで旧URLが記述されている内部リンクについては、新URLに書き換えることを推奨します。
リニューアル後の効果測定と改善【PDCAサイクルを回す】
リニューアル後のSEO効果を最大化するためには、効果測定と改善を繰り返すことが重要です。
効果測定の指標
- 検索順位: 狙っているキーワードで検索順位がどう変動しているか
- アクセス数: Webサイト全体のアクセス数や、特定のページへのアクセス数がどう変動しているか
- コンバージョン率: 資料請求や問い合わせなどのコンバージョン率がどう変動しているか
- 被リンク数: 外部サイトからの被リンク数がどう変動しているか
- Webサイトの表示速度: ページ表示速度が改善しているか
- ユーザーの行動: ユーザーがWebサイト内でどのように行動しているか
これらの指標を定期的に確認し、SEOの効果を測定しましょう。
効果測定に基づいた改善策
効果測定の結果を踏まえ、必要に応じて以下の改善策を行いましょう。
- コンテンツの改善:
- ユーザーのニーズを満たせていないコンテンツは、加筆や修正を行う
- 最新の情報に更新する
- キーワードの見直し:
- 効果が出ていないキーワードは、別のキーワードに変更する
- ロングテールキーワードも視野に入れる
- テクニカルSEOの改善:
- Webサイトの構造や表示速度、内部リンクなどを最適化する
- 外部対策の強化:
- 被リンクを増やす
- SNSでの情報発信を行う
SEO効果を高めるための継続的な取り組み
SEO対策は、一度行えば終わりではありません。長期的に効果を出すためには、以下の取り組みを継続して行うことが重要です。
- 定期的なコンテンツ更新: 最新の情報に更新し、ユーザーに常に新しい情報を提供できるようにする
- 被リンク獲得: 他のWebサイトからの自然な被リンクを増やす
- ユーザーニーズの把握: 常にユーザーのニーズを把握し、コンテンツに反映させる
これらの取り組みを継続的に行うことで、SEOの効果を最大化し、Webサイトの成長を促進することができます。
リニューアルでやってはいけないSEO【7つのNG行為】
SEO対策には、効果がないだけでなく、逆効果になるものも存在します。ここでは、絶対に避けるべき7つのNG行為を解説します。
NG行為 | 説明 |
---|---|
Googleのガイドラインに違反する行為 | Googleは、検索結果の品質を保つため、ガイドラインを定めています。このガイドラインに違反する行為は、ペナルティの対象となり、検索順位が大きく下がる可能性があります。(参考:Google検索の基本事項) |
キーワードの詰め込み(キーワードスタッフィング) | タイトルや見出し、本文にキーワードを不自然に詰め込む行為は、検索エンジンからの評価を下げ、ペナルティを受ける可能性があります。 |
文字数を稼いだだけの長文記事 | 文字数を増やすことだけを目的とした長文記事は、ユーザーの検索意図を満たさず、逆効果になる可能性があります。 |
クオリティの低いコンテンツの量産 | 情報量が少なく、ユーザーの役に立たない低品質なコンテンツを大量に作成しても、SEOの効果は期待できません。むしろWebサイト全体の評価を下げてしまう可能性があります。 |
自作自演の被リンクや被リンクの購入 | 自分で作った別のWebサイトからリンクを張ったり、お金を払ってリンクを購入したりする行為は、検索エンジンからのペナルティ対象となります。 |
内容の変更が伴わない更新 | 記事を更新する際、内容をほとんど変更せずに、日付だけを更新する行為は、SEO対策としては意味がありません。 |
公開した記事を放置し続ける | 公開した記事は、定期的に見直し、最新の情報に更新することが重要です。放置された記事は、情報が古くなり、ユーザーのニーズを満たさなくなるため、SEO評価が下がる可能性があります。 |
これらのNG行為は、SEOの効果がないだけでなく、ペナルティを受けるリスクを高めるため、絶対に避けるようにしましょう。
サイトリニューアルを考えるべき4つの条件【リニューアルのタイミング】
サイトリニューアルを検討する際には、以下の4つの条件を参考に、最適なタイミングを見極めましょう。
条件1:レスポンシブデザインに対応していない
スマートフォン、タブレットなど端末に合わせたウェブデザインが表示できる設定になっていない場合は、すぐにリニューアルを検討するべきです。
Googleはモバイル端末から見やすいWebサイトを高評価する「モバイルフレンドリー」という評価基準を設けているため、SEOの観点からレスポンシブ対応は重要です。
また、スマートフォンユーザーが増加している近年、レスポンシブ未対応のWebサイトはユーザーの利便性が著しく低下している恐れもあります。
条件2:常時SSL化(https化)に対応していない
インターネット上の通信を暗号化するための技術「SSL(Secure Sockets Layer)」を導入していない場合も、一緒に進めるといいでしょう。
導入していないWebサイトはGoogleからの評価が下がってしまい、検索順位も低下してしまう恐れがあるためです。
未SSL化サイトは、Google検索結果やGoogle Chromeで表示する場合、警告が表示されてしまいます。ユーザーに不信感を抱かせる原因となり、アクセス低下にもつながるため、SSL化(https化)への対応をおすすめします。
条件3:会社の打ち出すメッセージを大きく変える
会社やブランドが打ち出しているメッセージを大きく変えるという場合も、リニューアルを考えるべきです。
会社であれば「○周年」や「会社名の変更」、「経営理念の変更」などが考えられます。ブランドサイトであれば、「ブランドイメージの転換」があった際などが挙げられるでしょう。
AのイメージからBのイメージに、企業やブランドのカラーを大きく変える場合に、サイトリニューアルは効果的です。
条件4:デザイン性が重要なサイトにおいて、最終リニューアルから3年以上が経過している
最終リニューアルから3年以上が経過している場合は、サイトリニューアルを検討してよい時期です。
Web制作会社のサイトやデザイン・アート関連のサイトなど「デザイン性が重要なサイト」において、デザインのトレンドは大体2〜3年の周期で移り変わります。
訪問したユーザーに「デザインが古い」「更新率が低い」と感じさせるようなサイトでは、不信感や不安を抱かせる可能性があり、離脱率の上昇につながる恐れがあります。
また、サイト開設や最終リニューアルから3年以上が経過している場合、SEOトレンドが移り変わっている可能性も考えられるため、サイトリニューアルを検討しても良いでしょう。
SEO対策を含むサイトリニューアルを外注する際の注意点
ここまでの内容を確認して、「自社でのリニューアル対応は難しい」と感じた場合は、外注することもひとつの方法です。
ここでは、SEO対策を含むサイトリニューアルを依頼する際の注意点を解説します。
外注先の選定ポイント
- SEO対策の実績やノウハウがあるか:
- Web制作会社は多数存在し、それぞれ得意分野も異なります。SEO対策を意識したリニューアルを依頼する場合は、「外注先がSEO対策の実績やノウハウを持っているか」を確認しましょう。
- 「自社と同じ業界・業種のサイトリニューアルの実績があるか」も確認しておくと、話がスムーズに進めやすいでしょう。
- レスポンスが迅速か:
- サイトリニューアルは、短くとも半年以上かかる長期プロジェクトです。打ち合わせやリニューアル要件の確認などをスムーズに行える会社を選びましょう。
- 費用や期間を明確に提示してくれるか:
- リニューアルにかかる期間や費用相場を事前に確認し、相場を大幅に逸脱していないか確認しましょう。
- 一般的に、リニューアルにかかる期間は半年〜1年半程度、費用相場は100万円〜300万円程度です。
- 予算や期間の目安がある場合は、あらかじめ依頼先に伝えておくことを推奨します。
- リニューアルにかかる期間や費用相場を事前に確認し、相場を大幅に逸脱していないか確認しましょう。
これらの点に注意して、信頼できる外注先を選びましょう。
サイトリニューアルでよくある質問
- Qリニューアル時に、URL構造は変更しない方が良いですか?
- A
URL構造の変更は、SEOに大きな影響を与える可能性があるため、可能な限り変更しないことをおすすめします。やむを得ず変更する場合は、リダイレクト設定を必ず行ってください。
- Qリニューアル後のSEO効果は、どのくらいの期間で現れますか?
- A
リニューアル後のSEO効果は、一般的に3ヶ月から半年程度で現れ始めます。ただし、Webサイトの状況や競合サイトの状況によって、効果が出るまでの期間は異なります。
- Qリニューアル後、アクセス数が減少してしまった場合、どうすれば良いですか?
- A
まずは、原因を特定するために、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールで、アクセス状況を詳しく分析しましょう。その結果に基づいて、リダイレクト設定の見直し、コンテンツの修正、キーワードの見直しなどの対策を講じましょう。
まとめ:リニューアルをSEOのチャンスに変えよう
この記事では、サイトリニューアルでSEO上、絶対に気をつけるべき注意点と、SEOを成功させるための手順を解説しました。
リニューアルは、SEOにとって大きな転換期であり、その成否がWebサイトの将来を左右します。この記事で得た知識を活かし、リニューアルを成功させ、Webサイトをさらに成長させていきましょう。
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- SEO対策を始めたばかりで、何から手を付ければ良いかわからない
- キーワード選定が難しく、どのキーワードで対策すべきか悩んでいる
- コンテンツ作成に時間がかかり、なかなか記事を更新できない
- 効果測定の方法がわからず、改善が進まない
- 自社でSEO対策を行うリソースがない
- SEOツールを導入したが、使いこなせていない
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