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インデックス登録とは?SEOの第一歩、登録方法からエラー対処まで初心者ガイド

インデックス登録とは?SEOの第一歩、登録方法からエラー対処まで初心者ガイド SEO対策
更新日:2025年12月14日
Cominka Labo Team

SEO対策などのWEBマーケティングの研究を日々行なっております。デジタルマーケティングのことが誰にでもわかりやすいように、定期的に情報を発信します。

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「せっかく作ったWebサイトなのに、全然アクセスが増えない…」「Googleで検索しても、自分のサイトが出てこない…」そんな悩みを抱えていませんか?

その原因は、もしかしたら「インデックス」されていないからかもしれません。

インデックスとは、Googleなどの検索エンジンがあなたのWebサイトを認識し、検索結果に表示できるように登録すること。どれだけ素晴らしいコンテンツを作っても、インデックスされていなければ、ユーザーに見つけてもらうことはできません。

この記事では、Webサイト運営の超基本となる「インデックス」について、その重要性から、インデックスを促進する方法、そして万が一インデックスされない場合の具体的な対処法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

この記事を読めば、あなたのWebサイトが検索結果に表示されるための第一歩を踏み出せます。集客アップを目指しましょう!

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インデックスとは?検索エンジンがWebサイトを認識する仕組み

Webサイトを運営する上で、「インデックス」という言葉は非常に重要です。インデックスとは、Googleなどの検索エンジンがあなたのWebサイトのページを「発見」し、その内容を理解して、検索結果に表示できるように自身のデータベースに「登録」することです。

これを、お店の開店に例えてみましょう。あなたが素晴らしい商品が並んだお店(Webサイト)を開いたとします。しかし、そのお店の場所がどこにあるのか、どんな商品を扱っているのかが誰にも知られていなければ、お客さん(ユーザー)は誰も来店できませんよね。

ここで登場するのが、検索エンジンがWebサイトを認識する際の「クローラー」と「インデックス」という仕組みです。

クローラー(偵察隊)が情報を収集する

Googleなどの検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるプログラムをインターネット上に巡回させています。このクローラーは、まさに「偵察隊」のような役割を担っています。インターネット上のあらゆるWebサイトを巡り、新しいページや更新されたページがないかを探し回ります。

クローラーは、リンクをたどって次から次へとページを移動し、それぞれのページに書かれているテキスト情報や画像、動画などのコンテンツ情報を収集します。

インデックス(情報集積所)に登録される

クローラーが収集した情報は、検索エンジンの巨大なデータベースに送られます。このデータベースが、まさに「情報集積所」であり、ここに情報が登録されることが「インデックスされる」ということです。

インデックスされたページは、検索エンジンの「棚」に分類・整理され、特定のキーワードが検索された際に、関連性の高いページとして検索結果に表示される準備が整います。

つまり、あなたのWebサイトがインデックスされるということは、検索エンジンに「このお店はここにありますよ、こんな商品を扱っていますよ」と登録され、初めてお客さんに見つけてもらえる状態になる、というわけです。どれだけ良いコンテンツを作っても、インデックスされていなければ、ユーザーの目に触れることはありません。これが、インデックスがWebサイト運営において非常に重要である理由です。

なぜ重要?Webサイト集客におけるインデックスの役割

Webサイトを運営する上で、インデックスは集客の成否を分ける非常に重要な要素です。どれだけ魅力的なコンテンツや商品を用意しても、それが検索エンジンにインデックスされていなければ、ユーザーに見つけてもらうことはできません。まるで、どんなに素晴らしい商品が並んでいても、看板が出ていないお店と同じです。お客さんがお店の存在を知らなければ、来店することはできないでしょう。

インデックスが重要である理由は、主に以下の3点にあります。

検索結果に表示されるための必須条件

インデックスは、あなたのWebサイトがGoogleなどの検索エンジンのデータベースに登録されることを意味します。この登録がなければ、ユーザーが関連キーワードで検索しても、あなたのサイトが検索結果に表示されることはありません。つまり、インデックスは検索結果に表示されるための「スタートライン」なのです。

アクセス数の増加と集客の土台

検索結果に表示されるようになれば、ユーザーはあなたのサイトを見つけ、訪問する機会が増えます。これにより、サイトへのアクセス数が増加し、商品購入や問い合わせといった目標達成(コンバージョン)につながる可能性が高まります。インデックスは、Webサイトの集客活動における最も基本的な土台と言えるでしょう。

ブランド認知度の向上

検索結果に継続的に表示されることで、ユーザーはあなたのサイトや企業、ブランドを認知するようになります。特定の情報源として認識されれば、リピーターの獲得やブランドイメージの向上にもつながります。インデックスは、単なるアクセスだけでなく、長期的なビジネス成長にも寄与するのです。

このように、インデックスはWebサイト運営において不可欠な要素です。あなたのサイトが集客力を持ち、ビジネスに貢献するためには、まず検索エンジンにしっかりとインデックスされることが大前提となります。

Googleにインデックスさせるための5つの方法

Webサイトが検索結果に表示されるためには、Googleにインデックスされることが不可欠です。ここでは、あなたのWebサイトをより効率的にGoogleにインデックスさせるための具体的な方法を5つご紹介します。

1. URL検査ツールで手動登録をリクエストする

新しく公開したページや、内容を更新したページをGoogleに早くインデックスさせたい場合に有効なのが、Google Search Consoleの「URL検査」ツールを使った手動リクエストです。このツールを使えば、Googleのクローラーに「このページを確認してください」と直接伝えることができます。

Google Search Consoleにログインし、左側のメニューから「URL検査」を選択。インデックスさせたいページのURLを入力してエンターキーを押すと、現在のインデックス状況が表示されます。もしインデックスされていなければ、「インデックス登録をリクエスト」をクリックしましょう。これにより、Googleは通常よりも早くそのページをクロールし、インデックス登録を検討してくれます。

2. XMLサイトマップを送信する

XMLサイトマップとは、Webサイト内のすべてのページURLや更新情報などを記述したファイルのことです。これをGoogle Search Consoleを通じてGoogleに送信することで、Googleはあなたのサイトの全体像や、どのページを優先的にクロールしてほしいかを効率的に把握できるようになります。

特に、ページ数の多いサイトや、階層が深くクローラーが発見しにくいページがあるサイトにとっては、XMLサイトマップの送信は非常に重要です。サイトマップは通常、WordPressなどのCMSを利用していれば自動生成されるプラグインなどがありますので、それらを活用し、定期的に最新のサイトマップを送信するようにしましょう。

3. 内部リンクを設置する

内部リンクとは、Webサイト内の異なるページ同士を結びつけるリンクのことです。例えば、ブログ記事の文中で関連する他の記事へのリンクを貼るなどがこれにあたります。クローラーはリンクをたどってWebサイト内を巡回するため、インデックスさせたいページへ適切に内部リンクを設置することで、そのページがクローラーに発見されやすくなります。

関連性の高いページ同士を内部リンクで結ぶことで、クローラーの巡回を促進し、サイト全体のインデックス効率を高めるだけでなく、ユーザーの利便性向上にもつながります。

4. クロールしやすいサイト構造と速度を意識する

Webサイトの構造や表示速度も、インデックスに大きく影響します。クローラーは、サイト構造がシンプルで分かりやすいサイトや、表示速度が速いサイトを効率的に巡回できます。

具体的には、以下のような点を意識しましょう。

  • 階層構造の最適化: 重要なページはトップページから少ないクリック数で到達できるようにする。
  • サイト表示速度の改善: 画像の最適化やサーバー速度の見直しなどを行い、ページの読み込み時間を短縮する。
  • モバイルフレンドリー: スマートフォンからでも快適に閲覧できるよう、レスポンシブデザインなどを導入する。

これらの改善は、クローラーだけでなくユーザーにとっても使いやすいサイトとなり、結果的にSEO評価の向上にもつながります。

5. コンテンツの質を高める

Googleは、ユーザーの検索意図を深く理解し、その疑問や課題を解決できるような、オリジナリティが高く専門性のある「良質なコンテンツ」を高く評価します。質の低いコンテンツや、他のサイトからのコピーコンテンツは、インデックスされにくかったり、インデックスされても検索順位が上がらない原因となります。

Googleが重視する「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」の観点から、独自の視点や一次情報を取り入れたり、専門家としての知見を盛り込んだりすることで、コンテンツの質を高めましょう。質の高いコンテンツは、自然な被リンクを獲得しやすくなり、結果としてインデックスされやすくなるだけでなく、検索上位表示にも大きく貢献します。

インデックスされない時に考えられる原因と具体的な対処法

せっかくWebサイトを公開したのに、Google検索で表示されないと焦ってしまいますよね。インデックスされない原因はいくつか考えられます。ここでは、主な原因とその対処法を具体的に解説します。

新規ドメインで時間がかかっている

Webサイトを公開したばかりの新規ドメインの場合、Googleのクローラーがサイトを見つけるまでに時間がかかることがあります。これは、検索エンジンが新しいサイトの存在を認識し、信頼性を評価する期間が必要なためです。

対処法: Google Search ConsoleのURL検査ツールを使って、Googleにインデックス登録をリクエストしましょう。また、他のWebサイトからの被リンクを増やしたり、SNSで積極的に情報を発信したりすることも、クローラーに見つけてもらうきっかけになります。

robots.txtでクロールを拒否している

robots.txtファイルは、検索エンジンのクローラーに対して、Webサイトのどのページをクロールしてよいか、あるいはクロールしてはいけないかを指示するファイルです。このファイルの設定を誤ると、重要なページがクロールされず、結果的にインデックスされない原因となります。

対処法:robots.txtファイルの内容を確認し、意図せずクロールを拒否している記述がないか確認しましょう。もし問題があれば、適切な設定に修正してください。

noindexの設定がされている

noindexタグは、そのページを検索結果に表示させたくない場合にHTMLに記述するメタタグです。誤って重要なページにnoindexタグが設定されていると、当然ながらインデックスされません。

対処法: インデックスさせたいページのHTMLソースを確認し、<meta name="robots" content="noindex">のような記述がないか確認しましょう。もしあれば、この記述を削除するか、indexに変更してください。

canonicalタグの誤設定

canonicalタグは、重複コンテンツが存在する場合に、検索エンジンに「このページが正規のURLである」と伝えるためのタグです。この設定を間違えると、正規のページとして指定したURLではない方のページがインデックスされなかったり、最悪の場合、意図しないページが正規とみなされてしまうことがあります。

対処法:canonicalタグが正しく設定されているか確認しましょう。特に、すべてのページがトップページを正規URLとして指定しているなど、誤った設定になっていないか注意が必要です。

サーバーエラーが発生している

Webサイトがホストされているサーバーでエラーが発生している場合、クローラーがサイトにアクセスできず、インデックスされないことがあります。サーバーがダウンしていたり、応答が遅すぎたりすると、クローラーはページを読み込むことができません。

対処法: Webサイトが正常に表示されるか、サーバーに障害が発生していないかを確認しましょう。サーバーの管理会社に問い合わせるか、Google Search Consoleの「クロールの統計情報」でエラーが発生していないか確認することも有効です。

コンテンツの品質が低い、または重複している

Googleはユーザーにとって価値のある高品質なコンテンツを評価します。そのため、コンテンツの品質が低いと判断された場合や、他のサイトと酷似した重複コンテンツが多い場合、インデックスされないことがあります。特にE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が低いと判断されると、インデックスされにくい傾向にあります。

対処法: ユーザーのニーズに応える、独自性のある質の高いコンテンツを作成しましょう。既存のコンテンツと重複する部分がないか確認し、必要に応じて修正・統合することも重要です。

「検出 – インデックス未登録」の場合

Google Search Consoleで「検出 – インデックス未登録」と表示される場合、Googleはあなたのページの存在を認識しているものの、まだクロール(巡回)できていない状態を示します。

対処法: XMLサイトマップが正しく送信されているか確認し、送信されていない場合は送信しましょう。また、サイト内の重要なページから該当ページへの内部リンクを設置することで、クローラーがページを見つけやすくなります。Google Search ConsoleのURL検査ツールでインデックス登録をリクエストすることも有効です。

「クロール済み – インデックス未登録」の場合

「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleがページをクロールしたものの、何らかの理由でインデックスに登録することを保留している状態を示します。これは、コンテンツの品質が低い、重複コンテンツと判断された、またはページに価値がないと判断された場合などに発生します。

対処法: コンテンツの品質を向上させ、ユーザーにとって有益な情報を提供できているか見直しましょう。また、モバイル対応やページの表示速度など、ユーザーエクスペリエンスに関わる要素を改善することも重要です。重複コンテンツがないか再確認し、必要に応じて修正してください。

Google Search Consoleでインデックス状況を確認する方法

WebサイトがGoogleにきちんとインデックスされているかを確認するには、Googleが無料で提供しているツール「Google Search Console(サーチコンソール)」を活用するのが最も確実な方法です。ここでは、特に重要な確認ポイントを2つご紹介します。

URL検査ツールで特定のページの状況を確認する

特定のページがインデックスされているか知りたい場合は、「URL検査ツール」を使います。

  1. Google Search Consoleにログインし、左側のメニューから「URL検査」をクリックします。
  2. 上部にある検索窓に、確認したいページのURLを入力してEnterキーを押します。
  3. すると、そのページのインデックス状況が表示されます。
    • 「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、そのページはインデックス済みです。
    • 「URLはGoogleに登録されていません」と表示された場合は、まだインデックスされていない状態です。その際、「インデックス登録をリクエスト」ボタンが表示されるので、クリックして登録を促すことができます。

カバレッジレポートでサイト全体の状況を確認する

サイト全体のインデックス状況を把握するには、「インデックス」メニュー内の「ページ」レポート(旧カバレッジレポート)を確認します。

このレポートでは、主に以下の3つのステータスに注目しましょう。

  • 有効: 正常にインデックスされているページ数です。この数字が多ければ多いほど良い状態です。
  • エラー: インデックス登録に何らかの問題が発生しているページです。詳細を確認し、対処が必要です。
  • 除外: Googleが意図的にインデックスから除外している、または除外を推奨しているページです。これには「noindex」設定によるものや、重複コンテンツと判断されたものなどが含まれます。

特に、「除外」の項目内にある以下のステータスは重要です。

  • 「検出 – インデックス未登録」: Googleがページの存在は認識しているものの、まだクロール(巡回)していない、またはクロールする優先度が低いと判断している状態です。サイトマップの送信や内部リンクの強化でクロールを促しましょう。
  • 「クロール済み – インデックス未登録」: Googleがページをクロールはしたものの、インデックス登録には至らなかった状態です。コンテンツの品質が低い、重複コンテンツと判断された、noindex設定があるなどの原因が考えられます。

これらのレポートを確認することで、サイト全体の健康状態を把握し、インデックスに関する問題点を早期に発見・対処することができます。

インデックス登録までの期間について

Webサイトを公開したり、コンテンツを更新したりした後、「いつになったらGoogleにインデックスされるんだろう?」と気になる方も多いでしょう。インデックス登録にかかる期間は、いくつかの要因によって異なりますが、一般的には数日〜1週間程度が目安とされています。

しかし、これはあくまで目安です。新しく立ち上げたばかりのサイトや、Googleからの評価がまだ低いサイトの場合、インデックスされるまでに数週間、あるいはそれ以上かかることも珍しくありません。

重要なのは、焦らず定期的にGoogle Search Consoleでインデックス状況を確認することです。URL検査ツールを使えば、特定ページのインデックス状況をリアルタイムに近い形で確認できますし、サイトマップを送信していれば、サイト全体のインデックス状況を把握できます。

インデックス登録は、Googleのクローラーがあなたのサイトを訪れ、その内容を分析し、検索データベースに登録する一連のプロセスです。このプロセスには時間がかかるため、登録リクエストを行ったからといってすぐに反映されるわけではないことを理解しておきましょう。

もし、なかなかインデックスされない場合は、前述した「インデックスされない原因と対処法」を参考に、問題がないかを確認してみてください。良質なコンテンツを定期的に更新し、クローラーが巡回しやすいサイト構造を保つことが、結果的にインデックス促進につながります。

まとめ:インデックスを理解して集客アップにつなげよう

この記事では、Webサイト運営の基本である「インデックス」について、その仕組みから重要性、登録方法、そしてインデックスされない場合の対処法まで詳しく解説しました。

インデックスとは、検索エンジンがあなたのWebサイトを認識し、データベースに登録すること。どれほど優れたコンテンツを作成しても、インデックスされなければ検索結果に表示されることはなく、ユーザーに見つけてもらうことはできません。

Webサイトをインデックスさせるためには、Google Search ConsoleのURL検査ツールやXMLサイトマップの送信が有効です。また、内部リンクの最適化、クロールしやすいサイト構造の構築、そして何よりも高品質なコンテンツの提供が、インデックス促進の鍵となります。

もし、あなたのサイトがなかなかインデックスされない場合は、robots.txtやnoindex設定の誤り、canonicalタグの不適切な使用、サーバーエラー、あるいはコンテンツの品質不足などが原因として考えられます。Google Search Consoleを活用してインデックス状況を定期的に確認し、適切な対処を行うことが重要です。

インデックスは、Webサイトの集客において最初の、そして最も重要なステップです。この記事を参考に、あなたのWebサイトが検索結果に表示され、より多くのユーザーに届くための土台をしっかりと築き、集客アップへとつなげていきましょう。。

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