screaming frog seo spider ツール

Screaming Frog SEO Spiderの使い方と見るべき指標を分かりやすく解説!

海外のSEOツールではお馴染みのScreaming Frog SEO Spider。

サイト診断やSEO対策、主に内部の対策情報を取得できるツールですが、言語が英語のみなので使い方が分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事ではScreaming Frog SEO Spiderの概要と現役SEOディレクターがオススメする、これだけ見ておけば内部対策は完璧!と言える見るべき指標を解説いたしますので是非ご参考にしてください。

Screaming Frog SEO Spiderの概要

Screaming Frog SEO Spiderとはイギリスのデジタルマーケティング会社が提供するSEOツールです。

ウェブサイトのURLを入力するだけで自動でサイトをクロールし、URL、ページタイトル、メタ説明などのSEOに関する様々な要素を取得して一覧として見れるツールです。

取得したデータはCSV形式で出力ができるので今後の分析や、クライアントの提出レポートとして使うことができます。

無料版、有料版の違い

Screaming Frog SEO Spiderには無料版と有料版があります。

有料版の料金は2024年1月時点で年/199ドル( 約37,665円 )です。

(出典:Screaming Frog公式サイト

小さなサイトの分析には無料版で十分ですが、ECなどの大規模サイトの分析は有料版が必須になります。

Screaming Frog SEO Spiderインストール方法

まずはScreaming Frog SEO Spiderの公式サイトにある「Download」をクリックします。

Screaming Frog SEO Spiderのダウンロード

使用しているOSを選択後、ファイルがダウンロードされます。

使用OS

ダウンロードしたファイルを起動して、ソフトウェア利用許諾契約に同意後、ツールがインストールされます。

Screaming Frog SEO Spiderの使い方と見るべき指標

それでは、Screaming Frog SEO Spider使ったクロールの方法と重要視する指標を見ていきましょう。

サイトURLを入力してクロールを始める

上部にある「Enter URL to spider」にサイトURLを入力し、「start」をクリックするとクロールが開始されます。
「subdomain」と表示されているボタンでは取得するURLの種類を選ぶことができます。
ここではsubdomainとなっていますので、入力したURL + サブドメインにあるサイトの内部情報を取得してきます。

サイトクロール

クロールが100%になったらデータ取得が完了します。
上部のタブを選択することで各タブに該当する一覧に表示を切り替えられます。

タブの下にあるフィルターボタンから各指標ごとの表示に切り替えることが出来ます。(現在は「All」なので全て表示されている)

タブ一覧

各タブの説明とSEOに最重要な項目の紹介

各タブの説明と内部対策に最も重要な指標について解説していきます。
この指標を参考にして頂ければ基本的なSEOの内部対策が出来ますので、クライアントへの本提案の前などにざっと問題点を調べる際にご活用ください。

Internal

Internalタブではサイト内にある内部リンク一覧を表示しています。

どれだけのどういったリンクがサイト内にあるのかを確認するのに利用します。

internal

External

Externalタブではサイト内にある外部サイトへの発リンク一覧を表示しています。

サイト内でどれだけのどういったリンクが発リンクとして設定されているか確認するのに利用します。

external

Security

Securityタブではサイトのセキュリティに関する情報が一覧で表示されています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・HTTP URLs
サイト内でSSL化がされていないHTTP形式のURLを表示します。
HTTP形式のURLは脆弱性があるので早急にSSL化をして、HTTPS URLにしましょう。

・Mixed Content
HTTPS URLとHTTP URLへの発リンクが混在しているページを表示しています。
脆弱性のあるHTTP URLへの発リンクを削除してセキュリティを強化しましょう。

security

Response Codes

Response Codesタブではサイト内の、アクセスした際に返されるレスポンスコード毎にページを一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Redirection (3xx)
アクセスした際に3xx系のエラーレスポンスを返すページを表示しています。
意図しないリダイレクトが行われていないかチェックし、されていた際は改善し不要なクロールを減らしましょう。

・Client Error (4xx)
アクセスした際に4xx系のエラーレスポンスを返すページを表示しています。
基本この4xx系のエラーはアクセシビリティの下がる原因になりますので削除をするか、原因を探りエラーを解消しましょう。

・Server Error (5xx)
アクセスした際に5xx系のエラーレスポンスを返すページを表示しています。
アクセス過多による一次的なサーバーの内部エラーによるものがありますが、長期にわたってエラーが返される場合は該当のページを削除する等、対策をしましょう。

response

URL

URLタブではサイト内に存在するURLを表示し、URLの文字列に関する問題を個別でフィルターし改善すべき点を表示することができます。

URL

Page Titles

Page Titlesタブではサイト内に存在するページのタイトルを一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Missing
タイトルが設定されていないページを表示しています。
タイトルの設定されていないページはGOOGLEのクローラーがどういったサイトが認識できなくなり検索順位下落の原因になりますので早急に対策をしましょう。

・Duplicate
タイトルが他ページと重複されているページを表示しています。
タイトルが他ページと重複していると、その他ページとGOOGLEからの評価が分散され検索順位下落の原因になりますので被らないように設定をしましょう。

・Over 60 Characters
タイトルが60文字を超えているページを表示しています。
60文字以下の文字数がGOOGLEクローラー的にも一番認識されやすく最適といわれています。
ただ重要な要素がタイトルの中に入っていて、結果的に60文字を超えてしまっている場合はユーザビリティの為、無理に60文字以下に変更する必要はないです。

・Below 30 Characters
タイトルが30文字以下のページを表示しています。
30文字以下だとタイトルの文字数としては少なく、最適ではありません。
60文字を超えない範囲でそのページを表す言葉で追加をしましょう。

・Multiple
タイトルが二つ以上存在するページを表示しています。
SEOでは1ページに1タイトルが原則なのでより適したタイトル以外は削除しましょう。

titiles

Meta Description

Meta Descriptionタブではサイト内に存在するページのディスクリプションを一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Missing
ディスクリプションが設定されていないページを表示しています。
ディスクリプションの設定されていないページは検索結果に適切にサイトの概要が表示されなくユーザーのクリック率低下の原因になりますので早急に対策をしましょう。

・Duplicate
ディスクリプションが他ページと重複されているページを表示しています。
ディスクリプションが他ページと重複していると、その他ページと検索結果での概要文が一緒になりユーザが混乱するので重複は避けて設定するようにしましょう。

・Over 155 Characters
ディスクリプションが155文字を超えているページを表示しています。
155文字以下の文字数がGOOGLEのクローラーにとって一番認識されやすく最適といわれています。
ただ重要な要素がタイトルの中に入っていて、結果的に155文字を超えてしまっている場合はユーザビリティの為、無理に155文字以下に変更する必要はないです。

・Below 70 Characters
ディスクリプションが70文字以下のページを表示しています。
70文字以下だとディスクリプションの文字数としては少なく、最適ではありません。
155文字を超えない範囲でそのページを表す言葉で説明を追加しましょう。

・Multiple
ディスクリプションが二つ以上存在するページを表示しています。
SEOでは1ページに1ディスクリプションが原則なのでより適したディスクリプション以外は削除しましょう。

description

Meta Keywords

Meta Keywordsタブではサイト内に存在するページのメタキーワードを一覧表示しています。

メタキーワードは現在では設定をしていてもSEOには寄与しないと言われていますので設定は任意で問題ないです。

meta keyword

H1

H1タブではサイト内に存在するページのH1を一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Missing
H1が設定されていないページを表示しています。
H1はタイトルと同じくらい大事な要素であり、これによりサイトのテーマが決まるので必ず設定をしましょう。

・Duplicate
H1が他ページと重複されているページを表示しています。
H1が他ページと重複していると、その他ページとGOOGLEからの評価が分散され検索順位下落の原因になりますので被らないように設定をしましょう。

・Multiple
タイトルが二つ以上存在するページを表示しています。
SEOでは1ページに1つのH1が原則なのでより適したH1以外は削除しましょう。

Content

Contentタブではサイト内に存在するページのコンテンツの内容を一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Exact Duplicates
サイト内でコンテンツ内容がほぼ同じページを表示しています。
コンテンツが同じ内容だと重複扱いになり、それらのページの評価が下がりますので、必要ないのであれば流入がよりあるページ以外の内容を変更するか、削除するようにしましょう。

・Low Content Pages
サイト内でコンテンツ内容が少ないページを表示しています。
コンテンツが充実していないことを表しているので対象ページの評価向上を狙い、ページに合ったコンテンツの追加を図りましょう。

H2

H2タブではサイト内に存在するページのH2を一覧表示しています。

H2はH1ほど重要視はされていなく、重複する分には問題ないとされています。
ただ、H2が無いページはページのタグ構成的にあまり適切ではないので良いページ構成を目指すため正しいH2を設定しましょう。

Images

Imagesタブではサイト内に存在する画像を一覧表示しています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Over 100KB
サイズが100KBを超えている画像を表示しています。
サイズが大きい画像は表示に時間がかかりユーザビリティの低下につながり、GOOGLEが重要視するページスピードインサイトの数値の下落にも起因しますのでなるべく最小限に圧縮してからアップロードをしましょう。
圧縮は以下のサイトがおすすめです。
https://squoosh.app/

・Missing Alt Text
Altテキストが設定されていない画像を表示しています。
Altテキストが設定されていないと画像が表示されなかった際にユーザーがどんな画像か認識できません。その他にもGOOGLEのクローラーはALTテキストを見て画像認識をしているので、適切に画像に合ったALTテキストの設定をしましょう。

・Missing Alt Attribute
Alt属性が設定されていない画像を表示しています。
上記のMissing Alt Textではテキストですが、こちらはAlt属性自体が設定されていないのでimgタグにAlt属性を設定してから、同時に画像に合ったAltテキストも設定しましょう。

images

Canonicals

Canonicalsタブではサイト内に存在するページのカノニカルを一覧表示しています。

カノニカルはSEOでは重要ですので、カノニカルが設定されていない、もしくは不適切な設定がされている場合は見直して再設定をしましょう。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Missing
カノニカルが設定されていないページを表示しています。
基本特に理由がない限りは自己を参照するカノニカルが推奨されますので設定しましょう。

canonicals

Pagination

Paginationタブではサイト内に存在するページのページネーションを一覧表示しています。
ページネーションとは主に投稿一覧ページなどにある、次のページに遷移するための機能です。
基本的には2ページ目以降をnoindexに設定するのが推奨されています。

Directives

Directivesタブでは各ページで設定されているタグの一覧表示をしています。

このタブではSEOの内部対策の為に以下の項目を重要視します。

・Noindex
Noindexが設定されているページを表示しています。
必要なページが意図しないnoindex設定で非表示になっていないか確認をしましょう。

directives

Hreflang

HreflangタブではHreflangが設定されているページの一覧表示をしています。

Hreflangは、ページの言語を指定するために使用されるHTML属性です。
日本語ページの場合はjaが設定されていますので適切なHreflangが設定されているか確認しましょう。

hreflang

Javascript

Javascriptタブではサイト内で実装されているJavascriptの一覧表示をしています。

不要なJavascript、エラーで動いてないJavascriptはクロールの妨げになりますので削除するようにしましょう。

javascript

Links

Linksタブではサイト内にあるリンクの一覧表示をしています。

リンク階層位置などのリンクに関する情報を見れるので、どういったリンクがサイト内にあるのか確認することが出来ます。

links

AMP

AMPタブではサイト内にあるAMPに対応したページの一覧表示をしています。

モバイルファーストインデックス(MFI)が実装されてより重要になったモバイルでの表示をより快適にするAMPがしっかりページごとに設定されているか確認しましょう。

AMP

Structed Data

Structed Dataタブではサイト内で構造化データが実装されているページを一覧表示しています。

構造化データはクローラーにサイトの内容をより分かりやすく認識されるために必ず実装するべきですので、実装後はこちらのタブから確認をしましょう。

structured

Sitemap

Sitemapタブではサイト内のサイトマップに登録されているページを一覧表示しています。

既存のページや新しく作成したページがサイトマップに登録されているか確認するために利用します。
URLが繋がれていない孤立したURLがあった場合は必要有無の判断をしてサイトマップ登録か削除対応が必要です。

sitemap

Pagespeed

Pagespeedタブではページスピードインサイトの数値を上げるために必要な対策ごとにページを一覧表示しています。

各対策ごとに分かりやすくまとまっているのでページスピードインサイトの数値を上げる施策を行った後は確認するようにしましょう。

pagespeed

Custom Search

Custom Searchタブでは事前にScreaming Frog SEO Spiderの設定にて登録した文字列がサイト内のページに存在するか確認できます。

特定の文字列、タグなどをサイト全体ですぐに探したい場合は有効な項目になります。

custom

Custom Extraction

Custom Extractionタブでは事前にScreaming Frog SEO Spiderの設定にて登録した条件でサイトをスクレイピングし、抽出してきたデータを一覧表示しています。

customextraction

Analytics

Analyticsタブでは連携したGoogleAnalyticsのデータを簡単ではありますが一覧で表示しています。

セッションがあるか、GAで計測できているか、などの指標がサイト全体でページごとに手軽に確認が出来ます。

analytics

Search Console

Search Consoleタブでは連携したSearchConsoleのデータを簡単ではありますが一覧で表示しています。

クリックがあるか、インデックスされているか、などの指標がサイト全体でページごとに手軽に確認が出来ます。

searchconsole

Validation

Validationタブではheadやbodyタグの不足などHTMLの基本を検証して一覧表示をしています。

validation