SEO担当者、アフィリエイターの皆さん、最近、使用しているSEOツールで「11位以降の順位データが急に取れなくなった」「ランキングの計測範囲が狭まった」といった異変を感じませんでしたか?
もしあなたがAhrefsユーザーであれば、特にこの問題に直面しているかもしれません。Google検索の裏側で静かに起きた「ある仕様変更」が、あなたの順位計測体制、そして日々のSEO分析に大きな波紋を広げています。
この波紋の正体は、Google検索の裏側のURLパラメータ「&num=100」の廃止です。
URLパラメータの影響により、主要SEOツールの一つであるAhrefsでは、従来の100位までの順位データ取得機能が一部の最上位プラン限定となりました。これは、多くの企業やSEO担当者やアフィリエイターにとって、非常に大きなハンディキャップとなります。
この記事では、この仕様変更の具体的な内容と、Ahrefsユーザーに何が起きているのかをプロの視点から解説します。
※2025年10月23日時点のデータなので、詳細は公式サイト又はX(エックス)の情報アナウンスを確認してください。
結論から言うと弊社が開発したSEOツール「yoriaiSEO」は。この問題を2025年10月17日から今まで通り100位まで順位取得が可能になりました。

Google「&num=100」廃止の衝撃とAhrefsへの影響
&num=100とは何だったのか?
「&num=100」とは、Google検索のURL末尾に付加することで、通常の10件ではなく、検索結果を1ページに最大100件表示させるための、知る人ぞ知る裏側のパラメータでした。
このパラメータは、一般ユーザーよりもむしろSEOツールにとって不可欠な機能でした。Ahrefsをはじめとする多くのツールは、この&num=100を利用することで、1回のクエリで効率的かつ広範囲に100位までの順位データを取得していたのです。
突如の廃止:何が変わったのか?
2025年9月頃、Googleは予告なくこの&num=100パラメータのスクレイピング(機械的なデータ取得)を廃止しました。結果として、検索結果の表示は1クエリあたり最大10件に厳格に制限されることとなりました。
これにより、SEOツールは10位より深い順位(11位以降)を効率的に取得することが極めて困難になったのです。この裏側の仕様変更こそが、今回の問題の核心です。
Ahrefsユーザーに生じた具体的な影響

引用URL:https://x.com/AhrefsJP/status/1975441315681693731
Googleの仕様変更を受け、Ahrefsもデータ取得の仕様変更を余儀なくされました。
サイトエクスプローラー、キーワードエクスプローラー、ランクトラッカーなど、多くの機能で、一時的に、あるいは恒常的に「上位10件」の検索結果のみが表示される状態となりました。
最も深刻な影響は、11位〜100位のデータが「Ahrefs エンタープライズプラン」以外では見られなくなったという点です。これまで当たり前のように確認できていた「あと一歩」の順位データがブラックボックス化し、多くのSEO担当者やアフィリエイターが戦略の見直しを迫られています。
Ahrefsの対応と残された「コスト」という課題
Ahrefsの緊急対応:エンタープライズプランの限定機能
Ahrefs開発部は迅速な対応を行い、この危機を乗り越えるための対策を講じました。
それが、「Ahrefs エンタープライズプラン」のユーザーに限り、「ランクトラッカー」で追跡するキーワードについて、引き続き上位100件の検索結果が確認できるというアップデートです。
この対応により、エンタープライズプランのユーザーは、競合サイトの順位を日次で追跡し、詳細な分析を続けることが可能となりました。データ欠損という致命的な問題を、最上位プランのユーザー限定で回避した形です。
100位データを追うための現実的なコスト
しかし、この解決策には、多くのユーザーにとって乗り越えがたい大きなハードルがあります。それはコストです。
Ahrefsのエンタープライズプランは、大企業や大手代理店を主な対象とした最上位契約プランであり、その価格帯は月額で$999以上(約15万円〜)、あるいは年額で200万円を超える水準にあります。
これは、多くの一般企業、中小企業、個人事業主、そしてライトユーザーにとって、11位以降の順位データというSEOの基礎的な指標を追うためだけに負担できる金額ではありません。
データ欠損を補うための対応策が、事実上、高額なコストを支払える一部の組織に限定されたことが、今回の件で残された最も大きな課題なのです。
すべてのユーザーが抱える共通のリスク
エンタープライズプランを契約しない大多数のユーザーが11位以降のデイリー順位データを失う一方で、エンタープライズプランのユーザーにもリスクがないわけではありません。
Ahrefsも公式に、本アップデートに伴うデータ更新の遅延リスクや、将来的なGoogleのさらなる検索結果取得に関する仕様変更によって、機能提供内容が変更される可能性について言及しています。外部環境に起因する変動リスクは、契約形態に関わらず、依然として残っているのです。
順位計測体制の再構築
なぜ11位以降のデータが必要なのか?
「10位以内に入れればいいのでは?」という意見もあるかもしれません。しかし、プロのSEO担当者やアフィリエイターから見ると、11位以降のデータ、特に11位〜30位の順位は極めて重要です。
この順位帯は、「あと一歩」の改善施策で一気にトラフィック流入の多い10位以内に入れる、最もポテンシャルが高く、戦略的に重要なゾーンです。この層の動向を把握できなければ、的確な改善ターゲットを見失い、ウェブサイトの成長速度を鈍化させてしまいます。
また、競合との比較においても、10位以内だけでなく、全体のポテンシャルや、将来的に自社を脅かす可能性のある競合の動向を正確に把握する必要があります。
Ahrefs非エンタープライズユーザーの次の打ち手
高額なエンタープライズプランに切り替えることが現実的に難しい場合、私たちは迅速に順位計測体制を再構築しなければなりません。
これは、高額なコストをかけることなく、Googleの仕様変更に左右されずに日次で深い順位まで追える、安定した代替SEOツールの検討が急務であることを意味します。
大切なのは、特定のツールに依存するリスクを避け、重要なSEOデータ計測においては、目的に特化したツールを組み合わせる「分散投資」を行うという新しい視点です。
代替ソリューションの提案:SEOツール「yoriaiSEO」のご紹介

「SEO対策をしたいけどコストを抑えたい」を解決するために生まれたツール
この「&num=100」廃止という業界全体の課題に対し、AI搭載SEO対策支援ツール「yoriaiSEO」は、根本的な解決策を提供します。
yoriaiSEOは、単に順位計測を行うだけでなく、キーワード調査、サイト診断、そしてAIライティングまで、SEO業務の主要ステップをワンクリック中心で回せる「オールインワン」型であることが特徴です。

100位データ計測におけるコストと規模の比較
Ahrefsのエンタープライズプランが年額200万円を超える高額な契約であるのに対し、yoriaiSEOの料金体系は、必要な計測規模に応じて柔軟に選択可能です。
以下の表で、AhrefsエンタープライズプランとyoriaiSEOの各プランを比較し、貴社に必要な順位計測の規模を判断してください。
| プラン比較 | 順位登録キーワード数(上限) | 月額費用 | 年間費用(概算) | コスト適性 |
| Ahrefs エンタープライズ | 10,000 KW | $999〜(約15万円〜) | 約200万円以上 | 大手企業、大規模代理店向け |
| yoriaiSEO プロ | 1,000 KW | 90,000円 | 108万円 | 中〜大規模サイト、競合追跡に最適 |
| yoriaiSEO ノーマル | 400 KW | 60,000円 | 72万円 | 中小規模サイトの本格運用向け |
| yoriaiSEO ライト | 200 KW | 30,000円 | 36万円 | 中小規模サイトで自社でSEO対策をしたい方にオススメ |
【選定の目安】
- ノーマルプラン以上:自社と主要競合数社を含めて、戦略的に重要なキーワード(ミドル〜ビッグキーワード)を網羅的に追跡したい場合に推奨されます。
- ライトプラン:追跡対象のキーワードが明確に200語以下に絞れる、またはご予算重視の小規模サイトに最適です。
yoriaiSEOを導入することで、Ahrefsのエンタープライズプランと比較し、約半額〜数分の一の費用で「日次100位までの順位データ取得」という必須機能を確保できることになります。
yoriaiSEOが実現する「データ取得」と「実行効率」の両立
yoriaiSEOは、データ取得の課題を解決するだけでなく、停滞していたSEO業務を加速させるためのツール群を提供します。
- 日次100位までの安定取得:Googleの仕様変更に影響されず、登録キーワードを毎日100位まで安定的に追跡し続けます。
- 具体的な改善提案:単なる順位データだけでなく、「狙うキーワード」に対する既存ページの改善点を具体的に提示します。UIがシンプルで、次に何をすべきか迷いません。
- AIによる記事量産:上位10サイトの分析を基にした見出し・本文の「一発生成」機能により、調査から執筆までの工数を大幅に削減し、迅速なコンテンツ拡充をサポートします。
まとめ:SEOデータ計測の「分散投資」と今後の展望
今回の件から学ぶべき教訓
今回のAhrefsの仕様変更は、特定の外部プラットフォームに依存するリスクを改めて私たちに示しました。どんなに優れたツールであっても、その基盤となるGoogleの仕様変更には抗えません。
重要なSEOデータ計測においては、一つの万能ツールに頼るのではなく、順位計測や実行効率に特化したツールを組み合わせる「分散投資」を行う重要性が増したと言えるでしょう。
今後のSEO担当者やアフィリエイターへ
高額な投資が必要なエンタープライズプランに移行する前に、ぜひ費用対効果の高い「yoriaiSEO」のような代替ソリューションを検討し、失われた順位データというハンディキャップを解消してください。
上位10位だけでなく、11位以降のデータを日常的にチェックできる体制を早急に確立することが、2025年以降のSEO戦略の鍵となります。戦略的な順位計測体制を構築し、費用対効果の高いSEOを継続していきましょう。


