「この長いURL、SNSやメールでもっと短くスッキリさせたいな…」 「イベントの告知でURLを伝えたいけど、覚えやすい短いアドレスにしたい!」
インターネットで情報を共有する際、こんな風に感じたことはありませんか? そんな時に非常に便利なのが「短縮URL」です。
短縮URLは、その名の通り、Webサイトのアドレス(URL)を短く変換してくれるサービスです。見た目がスッキリするだけでなく、
- SNSなど文字数制限がある場面で役立つ
- クリックされた回数を計測できる(サービスによる)
- 口頭や印刷物でも伝えやすくなる
など、多くのメリットがあり、個人利用からビジネス、マーケティングまで幅広く活用されています。
しかし、その手軽さの裏には、
- 「クリックしたら怪しいサイトだった…」というセキュリティリスク
- 「使っていたサービスが終了して、昔のリンクが全部切れてしまった…」というサービス終了リスク
といった注意点も存在します。便利だからこそ、仕組みやリスクを理解し、安全で信頼できるサービスを選び、正しく使うことが非常に重要です。
この記事では、
- 短縮URLの基本的な仕組みや活用シーン、メリット・デメリット
- 【2025年最新版】おすすめ短縮URL発行サービス・ツールの徹底比較と選び方のポイント
- WordPressで使える便利なプラグイン
- 安心して使うためのセキュリティ対策と注意点
- 気になるSEOへの影響
まで、短縮URLに関するあらゆる情報を網羅的に、そして初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも短縮URLを安全かつ効果的に活用し、情報共有やマーケティングをレベルアップさせることができるはずです。

短縮URLの基本:仕組みと活用シーン
まずは、短縮URLがどのように機能し、どんな場面で使われているのかを見ていきましょう。
短縮URLの仕組み:なぜ短くなるの?
短縮URLは、元の長いURLを短縮URLサービスに登録することで生成されます。ユーザーがその短縮URLをクリックすると、以下のような流れで目的のページが表示されます。
- クリック: ユーザーが短縮URL(例:
https://bit.ly/xxxxxx
)をクリックします。 - 短縮URLサーバーへアクセス: ブラウザはまず、短縮URLサービス(例: Bitly)のサーバーにアクセスします。
- 元のURL情報を検索: サーバーは、クリックされた短縮URLに対応する元の長いURL情報をデータベースから探し出します。
- リダイレクト(転送): サーバーはブラウザに対し、「このURLに転送してください」と元の長いURLへの転送指示を出します(通常は301リダイレクトや302/307リダイレクトが使われます)。
- 目的のページ表示: ブラウザは転送指示に従い、元の長いURLのWebページを表示します。
つまり、短縮URLは元のURLへの「仲介役・案内役」のようなものです。一度、短縮URLサービスのサーバーを経由することで、短いURLから目的のページへとたどり着ける仕組みになっています。
短縮URLの主な活用シーン
短縮URLは、様々な場面でその便利さを発揮します。
- SNSでの共有: X(旧Twitter)やInstagramなど、文字数制限があるプラットフォームでURLを共有する際に、文字数を節約できます。見た目もスッキリします。
- メールマガジン・メッセージ: メール本文に長いURLがそのまま記載されていると読みにくいため、短縮URLを使うことで本文を整え、クリック率向上も期待できます。
- 企業ブログ・オウンドメディア: 記事内で関連ページへのリンクを貼る際に、本文の見た目を損なわずに誘導できます。
- 印刷物(チラシ、ポスター、名刺など): 長いURLは記載しにくく、手入力も困難ですが、短いURLなら記載しやすく、覚えてもらいやすくなります。QRコードと組み合わせることも多いです。
- 口頭での伝達: 電話などでURLを伝える際に、短い方が間違いなく伝えられます。
- アクセス解析: どのリンクがどれくらいクリックされたかを計測したいマーケティング目的で利用されます(対応サービスの場合)。
知っておきたい!短縮URLのメリット・デメリット
便利な短縮URLですが、良い点ばかりではありません。利用する前にメリットとデメリットを把握しておきましょう。
メリット
- 見た目がスッキリする: 長いURLが短くなることで、SNSの投稿やメール、記事本文などが整理され、見やすくなります。
- 文字数制限に対応しやすい: 特にSNSなど文字数が限られる場合に、URL部分の文字数を大幅に削減できます。
- 覚えやすく、伝えやすい: 短いURLは記憶しやすく、口頭や電話でも伝えやすくなります。
- クリック数の計測ができる(対応サービスのみ): どの短縮URLがどれくらいクリックされたかを知ることができ、マーケティング分析に役立ちます。
- 長いURLの改行によるリンク切れを防げる: メールなどで長いURLが途中で改行されてしまい、リンクとして機能しなくなる事態を防げます。
- レイアウトを崩さない: 特にスマートフォンのような小さい画面で、長いURLが表示エリアを占有してしまうのを防ぎます。
- 独自ドメインでブランディング(対応サービスのみ): 独自ドメインを使えば、オリジナルの短いURLを作成でき、ブランドイメージ向上や信頼性アップに繋がります。
デメリット
- 怪しまれる・クリックを躊躇される可能性がある: リンク先が不明瞭なため、「怪しいサイトに誘導されるのでは?」とユーザーに警戒され、クリック率が下がる可能性があります。(フィッシング詐欺などで悪用されるイメージがあるため)
- 表示速度がわずかに遅くなる: 一度短縮URLサービスのサーバーを経由するため、直接アクセスするよりほんの少し表示に時間がかかります。
- サービス終了によるリンク切れリスク: 利用している短縮URLサービスが終了してしまうと、生成した短縮URLが使えなくなり、過去の投稿や資料にあるリンクが全てデッドリンク(リンク切れ)になる可能性があります。これは最大のデメリットの一つです。
- 元のURLが確認しづらい: 短縮されているため、リンク先がどのようなサイトなのか、クリック前に判断しにくいです。
- 一部サービスでは迷惑メール判定される可能性: メールフィルターによっては、特定の短縮URLドメインをスパムとして判定してしまう場合があります。
これらのメリット・デメリットを理解した上で、状況に応じて適切に利用することが大切です。
【2025年最新版】おすすめ短縮URL発行サービス・ツール徹底比較
ここからは、いよいよ本題のおすすめサービス紹介です。多数存在するサービスの中から、自分に合ったものを選ぶためのポイントと、cominkaが注目する主要なサービスをご紹介します。
失敗しない!短縮URLサービスの選び方ポイント
サービスを選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。
- ① 料金(無料 or 有料): どこまでの機能が必要か? 無料で十分か、高機能な有料プランが必要か検討しましょう。
- ② 信頼性・継続性: 運営元は信頼できるか? 長くサービスを提供している実績はあるか? サービス終了のリスクは低そうか? (非常に重要!)
- ③ 独自ドメイン対応: ブランディングや信頼性向上のために、自分のドメインを使った短縮URL (
yourdomain.jp/xxxx
) を作成したいか? (主に有料機能) - ④ アクセス解析機能: クリック数や参照元などのデータを知りたいか? どの程度の詳細分析が必要か?
- ⑤ カスタマイズ性: 短縮後のURLの文字列 (
bit.ly/●●
の●●
部分) を自分で決めたいか? - ⑥ API連携: 他のシステムやツールと連携させて自動化などをしたいか?
- ⑦ 使いやすさ・日本語対応: 管理画面などが直感的で分かりやすいか? 日本語に対応しているか?
- ⑧ セキュリティ: HTTPS通信に対応しているか? プライバシーポリシーは明確か?
【cominkaの見解】 個人の一時的な利用であれば無料サービスでも十分ですが、ビジネスでの利用や長期的なWebサイト運営を考えるなら、多少コストがかかっても「信頼性・継続性」と「独自ドメイン対応」を重視することをおすすめします。 サービス終了リスクを避け、自社ブランドの信頼性を高める上で独自ドメインは非常に有効です。
おすすめサービス紹介
ここでは、定番から高機能なものまで、注目のサービスをいくつかご紹介します。 (情報は2025年4月時点のものです。料金や機能の詳細は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください)
1. Bitly (ビットリー)
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | Bitly, Inc. (米国) / 2008年~ |
料金体系 | 無料プランあり / 各種有料プランあり |
独自ドメイン | 対応 (有料プラン) |
アクセス解析 | △ 無料 (過去30日など制限あり) / ◎ 有料 (詳細な分析、レポート) |
URLカスタマイズ | 〇 (短縮後の文字列 / 有料プランでより柔軟に) |
API連携 | ◎ (充実、多くのツールと連携可能) |
QRコード生成 | 〇 (無料プランでも月10個まで生成可) |
日本語対応 | △ (管理画面は主に英語だが、直感的に利用可能) |
特徴/強み | 世界標準の定番サービス。高い信頼性と豊富な機能(特に有料プラン)。多くの企業が利用。 |
おすすめユーザー層 | 個人~大企業まで幅広く。特にビジネス利用、マーケティング分析、ブランディングを重視するユーザーにおすすめ。 |
公式サイト | https://bitly.com/ |
cominkaコメント | ビジネスで本格的に短縮URLを活用するなら、まず検討したいサービスです。無料プランで試してから有料版へ移行も可能。 |
2. TinyURL (タイニーユーアールエル)
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | TinyURL LLC (米国) / 2002年~ |
料金体系 | 無料 (有料プランも存在 ※機能追加) |
独自ドメイン | × (非対応) |
アクセス解析 | × (基本的な機能なし ※有料プランで追加) |
URLカスタマイズ | 〇 (短縮後の文字列を指定可能) |
API連携 | △ (基本的なAPIあり) |
QRコード生成 | × (なし) |
日本語対応 | × (英語のみだが操作は非常にシンプル) |
特徴/強み | 老舗中の老舗。登録不要ですぐに使える手軽さとシンプルさ。有効期限なし。 |
おすすめユーザー層 | 個人利用で手軽に短縮したいユーザー。 アクセス解析などが不要な場合。 |
公式サイト | https://tinyurl.com/ |
cominkaコメント | とにかくシンプルイズベスト。URLをサッと短くしたい時に重宝します。運営歴が長いのも安心材料。 |
3. X.gd
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | 日本国内で運営 (運営者情報は非公開の可能性あり) / 比較的新しい |
料金体系 | 無料 |
独自ドメイン | × (非対応) |
アクセス解析 | ◎ (無料ながら非常に高機能。地域・デバイス・参照元など詳細分析可) |
URLカスタマイズ | 〇 (一部指定可能) |
API連携 | ◎ (あり) |
QRコード生成 | 〇 (あり) |
日本語対応 | ◎ (完全対応) |
特徴/強み | 無料とは思えない高機能なアクセス解析。1文字ドメイン(x.gd )でURLが非常に短い。国産サービス。ブラウザ拡張機能も便利。 |
おすすめユーザー層 | 無料で詳細なアクセス解析を行いたいユーザー。 国産サービスを好むユーザー。 |
公式サイト | https://x.gd/ |
cominkaコメント | 無料でここまでできるのは驚きです。特にアクセス解析を重視するなら試す価値大。今後のサービス継続性に期待。 |
4. Ow.ly (アウリー) / Hootsuite (フートスイート)
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | Hootsuite Inc. (カナダ) / Hootsuiteは2008年~ |
料金体系 | Hootsuiteの料金体系に依存 (無料プランあり / 各種有料プランあり) |
独自ドメイン | △ (Hootsuiteの有料プランで関連機能あり) |
アクセス解析 | △ (無料プランは限定的) / ◎ (Hootsuite有料プランで詳細分析可) |
URLカスタマイズ | × (不可) |
API連携 | ◎ (HootsuiteのAPI経由) |
QRコード生成 | × (なし) |
日本語対応 | △ (Hootsuite管理画面は日本語対応あり) |
特徴/強み | SNS管理ツールHootsuiteとの強力な連携。SNS投稿とURL管理を一元化できる。 |
おすすめユーザー層 | Hootsuiteを利用中、または利用検討中のSNS運用担当者。 |
公式サイト | https://hootsuite.com/ |
cominkaコメント | Hootsuiteを使っているなら便利ですが、短縮URL単体の機能としてはシンプルです。 |
5. 00m.in (ゼロゼロエムイン)
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | 株式会社シーサー (日本) / 提供歴あり |
料金体系 | 無料 / 有料プランあり |
独自ドメイン | 対応 (有料プラン) |
アクセス解析 | 〇 (無料登録で簡易分析可) / ◎ (有料プランで詳細分析可) |
URLカスタマイズ | 〇 (無料登録で可能) |
API連携 | × (情報なし) |
QRコード生成 | ◎ (無料・登録不要で自動生成) |
日本語対応 | ◎ (完全対応) |
特徴/強み | 国産サービス。QRコード生成が簡単。独自ドメインも利用可能(有料)。 |
おすすめユーザー層 | 国産サービスを希望するユーザー。QRコードを頻繁に使うユーザー。 |
公式サイト | http://00m.in/ |
cominkaコメント | QRコード生成機能が標準で付いているのが便利。有料プランで独自ドメインも選べます。 |
6. is.gd
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | 不明瞭 / 長期運営の実績あり |
料金体系 | 無料 |
独自ドメイン | × (非対応) |
アクセス解析 | △ (簡易的なログ統計あり) |
URLカスタマイズ | 〇 (可能) |
API連携 | △ (シンプルなAPIあり) |
QRコード生成 | 〇 (あり) |
日本語対応 | × (英語のみだがシンプル) |
特徴/強み | is.gd という非常に短いドメイン名。シンプルで高速。 |
おすすめユーザー層 | とにかくURLを短くしたいユーザー。 シンプルさを求めるユーザー。 |
公式サイト | https://is.gd/ |
cominkaコメント | ドメイン名の短さは魅力。運営元が少し不明瞭な点は考慮が必要かも。 |
7. Tiny.cc
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | Tinycc (運営元情報やや不明瞭) / 2006年~? |
料金体系 | 無料 / 有料プランあり |
独自ドメイン | 対応 (有料プラン) |
アクセス解析 | 〇 (無料でも基本的な追跡可) / ◎ (有料プランで詳細分析) |
URLカスタマイズ | ◎ (無料でも可能) |
API連携 | ◎ (あり) |
QRコード生成 | 〇 (あり) |
日本語対応 | △ (一部対応の可能性) |
特徴/強み | 老舗サービスの一つ。無料でも解析やカスタマイズが可能。有料機能も充実。 |
おすすめユーザー層 | 無料である程度の機能を使いたいユーザー。有料で高機能も求めるユーザー。 |
公式サイト | https://tiny.cc/ |
cominkaコメント | 無料プランの機能と有料プランのバランスが良い印象です。 |
8. cutt.ly
項目 | 詳細 |
---|---|
運営元/提供年 | Cutt.ly (ポーランド) / 比較的新しい? |
料金体系 | 無料 / 各種有料プランあり |
独自ドメイン | 対応 (有料プラン) |
アクセス解析 | 〇 (無料でも基本的な分析可) / ◎ (有料プランで詳細分析、A/Bテストなど) |
URLカスタマイズ | ◎ (無料でも可能) |
API連携 | ◎ (あり) |
QRコード生成 | 〇 (あり) |
日本語対応 | 〇 (対応) |
特徴/強み | 多機能。アクセス解析に加え、UTM生成、A/Bテスト機能(有料)など。 |
おすすめユーザー層 | 高度なマーケティング分析やテストを行いたいユーザー。多機能を求めるユーザー。 |
公式サイト | https://cutt.ly/ |
cominkaコメント | 無料プランでも機能は多め。A/Bテストなど、マーケター向けの機能が特徴的。 |
【サービス終了】Google URL Shortener (goo.gl) かつてGoogleが提供していた人気のサービスですが、2019年にサービスを終了しています。既存の goo.gl
リンクは当面リダイレクトされるようですが、新規作成はできません。もし過去に利用していた場合は、他のサービスへの移行を検討しましょう。
主要サービス比較表
サービス名 | 料金 | 独自ドメイン | アクセス解析 | カスタマイズ | API | 日本語 | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bitly | 無料/有料 | 有料 | △(無料)/◎(有料) | ◎ | ◎ | △ | 定番・高機能・信頼性重視ならコレ。ビジネス利用にも。 |
TinyURL | 無料 | × | × | 〇 | △ | × | 老舗・シンプル・登録不要。手軽さNo.1。 |
X.gd | 無料 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 無料なのに超高機能!国産で安心。解析重視派に。 |
Ow.ly | 無料/有料 | -(Hootsuite) | △(無料)/◎(有料) | × | ◎ | △ | Hootsuite連携が強み。SNSマーケター向け。 |
00m.in | 無料/有料 | 有料 | 〇(無料)/◎(有料) | 〇 | × | ◎ | 国産・QRコード生成。独自ドメインも可(有料)。 |
is.gd | 無料 | × | △ | 〇 | △ | × | とにかく短いURLが作れる!シンプル派に。 |
Tiny.cc | 無料/有料 | 有料 | 〇(無料)/◎(有料) | ◎ | ◎ | △ | 老舗、解析・QRコード・カスタマイズ対応。 |
cutt.ly | 無料/有料 | 有料 | 〇(無料)/◎(有料) | ◎ | ◎ | 〇 | 多機能、A/Bテストなども可能(有料)。 |
(※情報は2025年4月時点の目安です。△は限定的、〇は可能、◎は高機能・充実を示します。詳細は公式サイトをご確認ください)
cominkaの見解:目的に合わせた選び方アドバイス
これだけ選択肢があると迷いますが、cominkaとしては、まず「何のために短縮URLを使いたいか?」という目的を明確にすることが重要だと考えます。
- 【個人利用】友人との共有や、ちょっとしたメモ代わりに使いたい: → TinyURL や is.gd のような、登録不要でシンプルな無料サービスで十分でしょう。
- 【SNS投稿】投稿文字数を節約し、見た目を良くしたい: → Bitly(無料) や X.gd が手軽で便利です。Hootsuiteユーザーなら Ow.ly も。
- 【マーケティング】クリック効果を測定・分析したい: → Bitly(有料) や X.gd のようなアクセス解析機能が充実したサービスを選びましょう。UTMパラメータとの連携も視野に入れると良いでしょう。
- 【ブランディング・信頼性向上】自社サイトやサービスへの誘導に使いたい: → Bitly(有料) や 00m.in(有料) など、独自ドメインが利用できるサービスを強く推奨します。
bit.ly/xxxx
よりもyourdomain.jp/offer
の方が、ユーザーに安心感を与え、ブランドイメージも向上します。 - 【長期的な利用】過去のリンク切れを防ぎたい: → 運営実績が長く、信頼性・継続性の高いサービス(例: Bitly, TinyURL)を選ぶか、後述するWordPressプラグインの利用、あるいは独自ドメイン対応の有料サービスを検討しましょう。無料サービスは突然終了するリスクがゼロではありません。
迷ったら、まずは Bitly や X.gd のような無料で多機能なサービスから試してみて、必要に応じて有料プランや独自ドメイン対応サービスへ移行するという流れが良いかもしれません。
特定プラットフォームの短縮URL (Amazon, Facebook, X など)
一部の大手プラットフォームは、独自のドメインを使った短縮URLを提供しています。これらはそのプラットフォーム内で利用する場合に便利で、ユーザーからの信頼性も高い傾向があります。
- Amazon (
amzn.to
): Amazonの商品リンクを共有する際に自動的に使われたり、アソシエイト(アフィリエイト)ツールで生成されたりします。Bitlyのエンタープライズ版を利用して生成されています。 - Facebook (
fb.me
): FacebookのプロフィールやページのURLで、www.facebook.com
の部分をfb.me
に置き換えるだけで利用できます。名刺などへの記載に便利です。 - YouTube (
youtu.be
): 動画の「共有」ボタンを押すと生成される公式の短縮URLです。(外部サービスでy2u.be
などもあります) - X (旧Twitter) (
t.co
): ポスト(ツイート)に含まれるURLは自動的にt.co
ドメインの短縮URLに変換されます。これにより、Xは安全性のチェックやクリック分析を行っています。ユーザーが意識して使うものではありません。 - 楽天 (
r10.to
): 楽天市場の商品リンク(特にアフィリエイトリンク)を短縮する際に利用されます。有効期限が設定されている場合があります。
これらの公式短縮URLは、そのサービスのドメインが付いているため、ユーザーも比較的安心してクリックしやすいというメリットがあります。
WordPressユーザー向け:おすすめプラグイン「Pretty Links」紹介
WordPressでWebサイトを運営している方には、短縮URL作成プラグイン「Pretty Links」の利用もおすすめです。外部サービスに依存せず、自分のサイト内で短縮URLを管理できます。
- Pretty Linksとは?
- WordPressサイト内で、指定したURLに対するオリジナルの短縮URL(例:
yourdomain.com/go/productA
)を作成・管理できる人気のプラグイン。無料版でも十分な機能が使えます。
- WordPressサイト内で、指定したURLに対するオリジナルの短縮URL(例:
- Pretty Linksのメリット:
- 独自ドメイン利用が前提: 自分のサイトのドメインを使うので、ブランディングや信頼性向上に繋がります。
- クリック解析機能: 各リンクがどれくらいクリックされたか、日時やIPアドレス、参照元などの情報をWordPress管理画面内で確認できます。
- リダイレクト設定: 転送方法(301:恒久的、302/307:一時的)を選択できます。アフィリエイトリンクの管理などにも便利。
- 管理が楽: 外部サービスのアカウント管理が不要。WordPress内で完結します。
- サービス終了リスクがない: 自分のサイトが存在する限り、リンクが切れる心配がありません(サーバー移転などを除く)。
- 簡単な使い方:
- WordPress管理画面から「Pretty Links」を検索してインストール&有効化。
- 管理画面メニューに「Pretty Links」が追加されるので、「Add New」をクリック。
- 「Target URL」(元の長いURL)を入力。
- 「Pretty Link」(希望する短縮後のパス、例:
go/productA
)を入力。 - 必要に応じて「Title」(管理用の名前)やリダイレクトタイプを設定。
- 「Create」または「Update」ボタンを押して完了。
【cominkaの見解】 WordPressサイトを運営していて、アフィリエイトリンクの管理や、サイト内でのリンククリック計測、ブランディングを意識した短縮URL運用をしたい場合には、Pretty Linksは非常に有効な選択肢です。外部サービスへの依存を減らせる点も大きなメリットと言えます。
【重要】短縮URLのセキュリティリスクと安全な使い方
短縮URLの便利さの裏側には、無視できないセキュリティリスクが潜んでいます。安全に利用するために、リスクと対策をしっかり理解しておきましょう。
短縮URLに潜む主なリスク
- フィッシング詐欺への悪用: 短縮URLは元のリンク先が分かりにくいため、有名企業やサービスを装った偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺に悪用されやすいです。クリックさせて個人情報やパスワードを盗み取ろうとします。
- マルウェア感染サイトへの誘導: ウイルスやスパイウェアなどのマルウェアを仕込んだ危険なサイトへのリンクを短縮URLで隠し、クリックさせて感染させようとする手口があります。
- 意図しないコンテンツへの誘導: アダルトサイトや不適切なコンテンツへのリンクを短縮URLでごまかすケースもあります。
- プライバシー・トラッキング懸念: 一部の短縮URLサービスでは、クリックしたユーザーの情報(IPアドレス、アクセス日時、参照元など)を収集・分析しています。これがどのように利用されるか、プライバシーポリシーを確認する必要があります。
- サービス終了によるリンク切れ: 前述の通り、利用していた無料サービスなどが終了すると、過去に生成した短縮URLが全て機能しなくなるリスクがあります。
安全なサービスの選び方(再掲)
これらのリスクを避けるためには、まず信頼できるサービスを選ぶことが基本です。
- HTTPS対応: 通信が暗号化されているか(URLが
https://
で始まるか)を確認。 - 運営実績・信頼性: 長く運営されているか? 運営元は明確か?
- プライバシーポリシー: 個人情報や収集データの取り扱いが明確に記載されているか?
- セキュリティ対策: 不正利用対策や脆弱性への対応について言及があるか?
- ユーザーレビュー: 他のユーザーの評価や口コミも参考に。
ユーザー側の対策:クリックする前に確認!
短縮URLを受け取った側(クリックする側)も注意が必要です。
- 安易にクリックしない: 見慣れない送信元からのメールやSNSメッセージに含まれる短縮URLは特に注意。
- マウスオーバーで確認(PCの場合): ブラウザ上で短縮URLにマウスカーソルを合わせると、多くの場合、ステータスバーなどに元のURLが表示されることがあります。怪しいドメインでないか確認しましょう。
- URL伸張(展開)サービスを利用する: 短縮URLを入力すると、元のURLやリンク先の情報を確認できるサービスがあります。クリック前に安全性をチェックするのに有効です。
- aguse.jp: 日本語で利用でき、マルウェア検査機能もある代表的なサービス。
- ExpandURL: シンプルに元のURLを展開してくれるサービス。
- CheckShortURL: リンク先のスクリーンショットや安全評価も表示してくれる海外サービス。
- セキュリティソフトの導入: 最新のセキュリティソフトを導入し、常に定義ファイルを更新しておくことで、危険なサイトへのアクセスをブロックできる場合があります。
提供者側の対策:ユーザーに不安を与えないために
短縮URLを発信する側(企業や個人)も、ユーザーに安心してクリックしてもらうための配慮が必要です。
- 信頼できるサービスを選ぶ: まずは提供者自身が安全なサービスを選びましょう。
- 独自ドメインの活用: 可能であれば独自ドメイン対応のサービスを利用し、自社ブランドの短縮URL(例:
yourdomain.jp/campaign
)を使うことで、ユーザーの警戒心を和らげ、信頼性を高めることができます。 - 短縮URLの乱用を避ける: 何でもかんでも短縮するのではなく、本当に必要な場面(長いURL、文字数制限、トラッキング目的など)に限定して使うようにしましょう。
- HTMLメールの活用: メールマガジンなどでは、短縮URLを直接見せるのではなく、ボタンやテキスト(例: 「詳しくはこちら」)に元のURLへのリンクを設定する(ハイパーリンク)方が、ユーザーは安心してクリックできます。
- 補足説明を加える: どうしても短縮URLを使う必要がある場合は、「〇〇(サービス名)へのリンクです」といった補足説明を加えることも有効かもしれません。
短縮URLとSEOの関係:検索順位への影響は?
「短縮URLを使うと、Googleの評価が下がったりしない?」と気になる方もいるでしょう。SEOへの影響については、以下の点が挙げられます。
- リダイレクト処理: 短縮URLは基本的にリダイレクト(転送)を使っています。Googleは301リダイレクト(恒久的転送)を推奨しており、これが適切に行われていれば、元のURLの評価(リンクパワー)は概ね引き継がれるとされています。しかし、サービスによっては302/307(一時的転送)を使っていたり、リダイレクト処理が不安定だったりする可能性もゼロではありません。
- クローラーへの影響: Googleのクローラーは短縮URLも辿ることができますが、余計なリダイレクトが挟まることで、クロール効率がわずかに低下する可能性や、URLの正規化(どのURLが本物か判断すること)で混乱を招く可能性が全くないとは言い切れません。
- X(旧Twitter)のnofollow: X(旧Twitter)内で自動生成される
t.co
リンクには、基本的にnofollow
属性が付与されるため、そのリンクからの直接的なSEO効果(被リンク評価)は期待できません。 - サービス終了リスク: サービスが終了しリンク切れが発生すると、ユーザー体験が悪化するだけでなく、SEO評価にも悪影響が出ます。
- ユーザー体験(UX): リンク先が不明瞭なことによるクリック率の低下や、わずかな表示速度の遅延が、間接的にSEO評価に影響する可能性も考えられます。
【cominkaの見解】 SEOの観点からは、Webサイト内の重要なコンテンツへのリンクや、恒久的に残したいリンクについては、可能な限り元のURL(または管理しやすく信頼性の高いルート相対パス)を使用するのが最も安全で確実です。 短縮URLは、SNSでの一時的な共有や、クリック計測が主目的の場合、印刷物への記載など、SEOへの影響よりも利便性や他の目的が優先される場面で活用するのが良いでしょう。もし利用する場合は、301リダイレクトを適切に行い、信頼性・継続性の高いサービスを選ぶことが重要です。
まとめ:短縮URLと賢く付き合い、効果を最大化しよう!
今回は、短縮URLの基本からメリット・デメリット、おすすめサービス、セキュリティ、SEOへの影響まで、幅広く解説してきました。
この記事の重要ポイント:
- 短縮URLは便利だが、仕組み(リダイレクト)とリスク(セキュリティ、サービス終了)を理解することが重要。
- サービス選びは目的(料金、機能、信頼性、独自ドメインなど)に合わせて慎重に。
- ビジネス利用や長期運用なら、信頼性の高いサービスや独自ドメイン対応サービス、WordPressプラグイン(Pretty Linksなど)の利用を推奨(cominka見解)。
- クリックする側も安易に信用せず、URL伸張サービスなどで安全確認を心がける。
- 提供する側もユーザーの不安を取り除く配慮(独自ドメイン、HTMLメール活用など)を。
- SEOへの影響は限定的だが、重要な内部リンクは元のURL(やルート相対パス)推奨。
短縮URLは、いわば「諸刃の剣」。正しく理解し、適切なサービスを選び、賢く使えば、情報共有やマーケティング活動において非常に強力なツールとなります。しかし、使い方を誤ると、信頼を損ねたり、セキュリティインシデントを引き起こしたりする可能性もあります。
ぜひ、この記事で得た知識を活かして、あなたの目的や状況に合った最適な方法で短縮URLを活用し、そのメリットを最大限に引き出してください。cominkaは、皆さんが安全かつ効果的にWebを活用できるよう、これからも役立つ情報を提供していきます。
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