オンページSEO対策は、ウェブサイトの成功に不可欠な要素です。この記事では、初心者から上級者まで、オンページSEOの基本から実践的な対策、効果測定、そして上級戦略までを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたのウェブサイトの可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
オンページSEO対策の主要ポイントを表で解説
| ポイント | 概要 |
|---|---|
| コンテンツSEO | ユーザーの検索意図に合わせた高品質なコンテンツ作成 |
| テクニカルSEO | 検索エンジンがサイトをクロールしやすいように、技術的な側面を最適化 |
| サイトアーキテクチャ | ユーザーと検索エンジンの両方にとって使いやすいサイト構造にする |
| キーワード選定 | ペルソナ設定、カスタマージャーニーマップ、キーワードリサーチに基づいたキーワード選定 |
| E-E-A-T | 経験、専門性、権威性、信頼性を意識したコンテンツ作成 |
| HTML最適化 | タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグ、alt属性、構造化データなどのHTML要素を最適化 |
| サイト構造最適化 | URL最適化、内部リンク最適化、ページエクスペリエンスを改善 |
| 効果測定 | Google Search ConsoleとGoogle Analyticsを活用した効果測定 |
| PDCAサイクル | データに基づいた仮説検証と改善を繰り返す |
| オンページSEOツール | キーワード調査、競合分析、サイト分析、コンテンツ作成支援、構造化データ作成などのツールを活用 |
| 上級編 | コアウェブバイタル、トピッククラスター戦略、FAQコンテンツ、定期的なコンテンツ更新、競合分析など |
| よくある質問 | オンページSEOに関するよくある質問とその回答 |
| まとめ | オンページSEOの重要性と、今後のステップ |
オンページSEO対策とは？なぜ重要なのか？
オンページSEOとは
ウェブサイトの内部を最適化する施策であり、検索エンジンからの評価を高めるための取り組みです。具体的には、コンテンツSEOとテクニカルSEOの2つの要素で構成されています。
オフページSEO（被リンク獲得など）とは異なり、自社サイト内でコントロールできるため、より確実な成果が期待できます。
なぜオンページSEOが重要なのか
どんなに素晴らしいコンテンツを作成しても、サイトの構造が検索エンジンに最適化されていなければ、その価値は十分に発揮されません。オンページSEOは、ウェブサイトの基礎体力とも言えるもので、長期的なウェブサイトの成功には不可欠な要素です。
オンページSEOとオフページSEOの違い
| 項目 | オンページSEO | オフページSEO |
|---|---|---|
| 定義 | ウェブサイトの内部を最適化する施策 | ウェブサイトの外部からの評価を高める施策 |
| 主な施策 | コンテンツSEO、テクニカルSEO、サイトアーキテクチャ | 被リンク獲得、サイテーション獲得、ソーシャルメディアでの言及 |
| コントロール | 自社サイト内でコントロール可能 | 自社サイト外の要素に依存するため、コントロールが難しい |
| 効果の及ぶ範囲 | 自社サイトの検索エンジン評価、ユーザビリティ向上 | 他サイトからの評価、ブランド認知度向上 |
| 成果 | 自社サイトの検索順位向上、アクセス増加、コンバージョン率向上 | 自社サイトの検索順位向上、ブランド認知度向上、潜在顧客へのリーチ拡大 |
| 重点を置く要素 | ユーザーの検索意図に合致したコンテンツ、技術的な最適化、使いやすいサイト構造 | 他サイトからの信頼性、権威性 |
| 例 | キーワード選定、良質なコンテンツ作成、HTML最適化、内部リンク最適化、ページエクスペリエンス改善 | 被リンク獲得、ソーシャルメディアでのシェア、ブランド言及 |
| 重要性 | ウェブサイトの基礎体力として重要。オフページSEOの成果を最大化するためにも不可欠。 | オンページSEOで構築された土台を強化する役割。単独では効果が限定的。 |
サイテーション: ウェブ上で、特定のウェブサイトやブランドの名前、住所、電話番号などが言及されること。
オンページSEOの3つの分野
コンテンツSEO
ユーザーの検索意図に応える、質の高いコンテンツを作成することです。
キーワード選定、良質な文章作成、E-E-A-T対策などが含まれます。
テクニカルSEO
ウェブサイトの技術的な側面を最適化し、検索エンジンがサイトをクロールしやすくすることです。
HTML最適化、サイト構造最適化などが含まれます。
サイトアーキテクチャ
ウェブサイト全体の構造を最適化し、ユーザーと検索エンジンの両方にとって使いやすいサイトにすることです。
URL最適化、内部リンク最適化、ページエクスペリエンスなどが含まれます。
コンテンツSEO：ユーザーを満足させる高品質なコンテンツ制作
キーワード選定：ユーザーの検索意図を捉える
キーワード選定は、コンテンツSEOの最初のステップであり、非常に重要です。
適切なキーワードを選定することで、ユーザーの検索意図に合致したコンテンツを作成でき、検索エンジンからの評価を高めることができます。
ペルソナ設定：具体的な人物像を設定
年齢、性別、職業、興味関心など、ターゲットとする人物像を具体的に設定します。
ペルソナを設定することで、コンテンツの方向性が明確になり、ターゲットユーザーに響くコンテンツを作成できます。
例：「20代女性、都内在住、カフェ巡りが趣味のSEO初心者」
カスタマージャーニーマップ：情報収集から意思決定までの流れを可視化
ペルソナがどのように情報を収集し、どのように意思決定を行うのかを可視化します。
カスタマージャーニーマップを作成することで、ユーザーのニーズをより深く理解することができます。
例：SEO初心者の場合、「SEOとは何か？」から始まり、「具体的な対策方法」「ツール」「効果測定」などを調べていくことが想定されます。
カスタマージャーニーマップとは？
まず、カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品やサービスを認知してから購入（または契約）に至るまでのプロセスを、時系列に沿って可視化したものです。
SEOの文脈では、ターゲットとなるユーザー（ペルソナ）が、どのような情報を検索し、どのように疑問を解決していくかを理解するために使います。
カスタマージャーニーマップのイメージ
SEO初心者のペルソナを例に、カスタマージャーニーマップを図で表現します。
ペルソナ例：
- 名前: SEO子さん
- 年齢: 30歳
- 職業: 中小企業のWeb担当者
- SEO知識: 初心者
カスタマージャーニーマップの図解
| 時期 | ユーザーの行動 | 検索キーワード例 | 感情・疑問 | コンテンツ例 |
|---|---|---|---|---|
| 1. 課題の認識 | 会社のWebサイトのアクセス数が少ないことに気づく | 「Webサイト アクセス数 増やしたい」「ホームページ 見られない」 | なぜアクセス数が少ないのか？ どうすれば改善できるのか？ | SEOとは何か？ なぜSEOが必要なのか？SEOで何ができるのかを解説した記事 |
| 2. 情報収集 | SEOについて調べ始める | 「SEOとは」「SEO 対策 初心者」「SEO やり方」 | SEOって何？ 何から始めたら良い？どんな種類があるの？ | SEOの基本を分かりやすく解説した記事。オンページSEO、オフページSEO、テクニカルSEOの違いを説明した記事。SEO対策の始め方をステップごとに解説した記事 |
| 3. 比較検討 | SEO対策の種類や方法を比較検討する | 「オンページSEO 対策」「内部対策 やり方」「SEO ツール」 | どの対策が効果的なのか？ どんなツールを使えば良いのか？費用はどれくらい？ | オンページSEO対策の具体的な方法を解説した記事。SEOツールを比較検討した記事。SEO対策にかかる費用の目安を解説した記事 |
| 4. 意思決定 | 具体的なSEO対策を実践する、または業者への依頼を検討 | 「オンページSEO ツール おすすめ」「SEOコンサルタント 選び方」 | どのツールを使えば良い？ どの業者に依頼すれば良い？ | SEOツールのおすすめランキング記事。SEOコンサルタントの選び方を解説した記事。CominkaのオンページSEOサービスを紹介した記事 |
キーワードリサーチ：ツールを活用してキーワードを洗い出す
ペルソナとカスタマージャーニーマップを基に、ユーザーが検索する可能性のあるキーワードを洗い出します。
Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールを活用し、キーワードの検索ボリュームや関連キーワードを調査します。
例：「オンページSEO」「SEO対策」「内部対策」などを軸に、関連キーワードやサジェストキーワードを洗い出します。
キーワードのグルーピング：検索意図が似ているキーワードをまとめる
洗い出したキーワードを、検索意図が似ているグループごとにまとめます。
グルーピングすることで、より効率的にコンテンツを作成することができます。
例：「オンページSEOとは」「オンページSEO やり方」「オンページSEO 効果」などをグループ化します。
キーワードのグルーピングの図解
| グループ名 | キーワード例 | 説明 |
|---|---|---|
| SEOの基本 | 「SEOとは」「SEO 初心者」「SEO 対策 入門」 | SEOの基本的な知識や概念を理解したいユーザー向けのキーワードグループ。 |
| オンページSEO対策 | 「オンページSEO 対策」「内部対策 やり方」「SEO 内部対策 チェックリスト」 | オンページSEO対策の具体的な方法を知りたいユーザー向けのキーワードグループ。 |
| SEOツールの比較 | 「SEO ツール おすすめ」「SEO ツール 無料」「SEO ツール 比較」 | SEOツールに関する情報や、ツール選びのポイントを知りたいユーザー向けのキーワードグループ。 |
| SEOの効果 | 「SEO 効果 いつから」「SEO 効果 測定」「SEO 効果 実績」 | SEO対策の効果や、効果測定の方法を知りたいユーザー向けのキーワードグループ。 |
キーワードリサーチのイメージ
SEO初心者のペルソナ（SEO子さん）を例に、キーワードリサーチのイメージを図解します。
ペルソナ例：
- 名前: SEO子さん
- 年齢: 30歳
- 職業: 中小企業のWeb担当者
- SEO知識: 初心者
キーワードリサーチの図解
| 手順 | 説明 | 具体例 | ツール例 |
|---|---|---|---|
| 1. 軸キーワードの設定 | SEO子さんが最初に検索する可能性のある、SEOの基本的なキーワードを設定する。 | 「SEO」「Webサイト 対策」「ホームページ SEO」など | |
| 2. 関連キーワードの洗い出し | 軸キーワードに関連する、ユーザーが検索する可能性のあるキーワードを洗い出す。 | 「SEO 初心者」「SEO 対策 方法」「SEO 効果」「SEO 内部対策」「SEO 外部対策」など | ラッコキーワード、Googleキーワードプランナー |
| 3. サジェストキーワードの確認 | 検索エンジンのサジェスト機能を利用して、関連キーワードから派生するキーワードを確認する。 | 「SEO 初心者 向け」「SEO 対策 方法 無料」「SEO 効果 いつから」「SEO 内部対策 チェックリスト」など | Google検索、ラッコキーワード、Ubersuggest |
| 4. 検索ボリュームの確認 | ツールを使って、洗い出したキーワードがどれくらい検索されているか確認する。 | 各キーワードの検索ボリューム数をツールで確認。 | Googleキーワードプランナー、Ubersuggest |
| 5. キーワードの絞り込み | 検索ボリュームや関連性などを考慮して、対策するキーワードを絞り込む。 | 検索ボリュームが多い、自社サイトとの関連性が高いキーワードを優先して選定。 |
良質なコンテンツ作成：E-E-A-Tを意識する
Googleは、コンテンツの質を評価する指標として、E-E-A-T（Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness：経験、専門性、権威性、信頼性）を重視しています。
E-E-A-Tを意識したコンテンツを作成することで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
Experience（経験）：実体験に基づいた知識
コンテンツ作成者が、そのトピックについて実体験に基づいた知識を持っているか。
例：実際にSEO対策を行った経験や、その結果などを具体的に記述します。
Expertise（専門性）：専門的な知識やスキル
コンテンツ作成者が、そのトピックについて専門的な知識やスキルを持っているか。
専門家としての知識や資格を明記することで、信頼性を高めることができます。
Authoritativeness（権威性）：業界での実績や受賞歴
コンテンツ作成者やウェブサイトが、そのトピックにおける権威として認識されているか。
業界での実績や受賞歴などを掲載することで、権威性を高めることができます。
Trustworthiness（信頼性）：運営者情報やプライバシーポリシー
コンテンツやウェブサイトが、ユーザーにとって信頼できる情報源であるか。
運営者情報やプライバシーポリシーを明記し、セキュリティ対策を行うことが重要です。
情報の引用元を明記し、正確な情報を掲載するように努めましょう。
コンテンツボリューム、独自性、外部リンク
十分なコンテンツボリューム
ユーザーの検索意図を満たすために、十分な情報量を提供する必要があります。
一般的に、1ページあたり3,000文字～5,000文字程度を目安にすると良いでしょう。
ただし、文字数だけを稼ぐのではなく、質を伴ったコンテンツを作成することが重要です。
オリジナルでユニークな情報
他のサイトにはない、オリジナルの情報や視点、事例などを盛り込みましょう。
ユーザーにとって価値のある情報を提供することで、サイトの評価を高めることができます。
良質なサイトへの外部リンク
信頼できる情報源へのリンクを貼ることで、コンテンツの信頼性を高めることができます。
関連する専門性の高いサイトへのリンクを掲載しましょう。
ただし、過剰なリンクは避けるようにしましょう。
テクニカルSEO：検索エンジンに優しいサイト構造
HTML最適化：検索エンジンがコンテンツを理解しやすくする
HTML最適化は、検索エンジンがコンテンツの内容を正しく理解するために非常に重要な要素です。
ユーザーにとっても使いやすいサイトを作る上で、適切なHTMLタグ設定が必要です。
タイトルタグ（<title>）：30文字程度でキーワードを含める
ページの内容を簡潔に表す、最も重要な要素です。
キーワードを含め、30文字程度で、ユーザーがクリックしたくなるタイトルを設定しましょう。
最適化のポイント
| ポイント | 詳細 |
| キーワードを含める | 狙うキーワードをできるだけ前方に含める。 |
| 30文字程度 | PC検索結果で表示される文字数（目安）に収める。 |
| ページ内容を表現 | ユーザーが一目で内容を理解できるように、簡潔に書く。 |
| 数字・記号活用 | 「5選」「最新版」など、具体性や緊急性を演出する。 【】や！も効果的。 |
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メタディスクリプション（<meta name="description">）：120文字程度で魅力的かつ具体的に
ページの内容を要約し、ユーザーのクリックを促す文章です。
キーワードを含め、120文字程度で、魅力的かつ具体的にページの内容を説明しましょう。
| ポイント | 詳細 |
| キーワードを含む | 狙うキーワードを含める。 |
| 120文字程度 | 検索結果に表示される文字数（目安）に収める。 |
| 具体的説明 | ページの内容を具体的にイメージできるように書く。 |
| 行動喚起フレーズ | 「詳細はこちら」「今すぐチェック」など、クリックを促すフレーズ（CTA）を入れる。 |
| 独自性 | 他ページと重複しない、オリジナルの説明文を書く。特に重要なページは、上位サイトと差別化する。 |
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見出しタグ（<h1〜h6>）：コンテンツ構造を明確にする
コンテンツの構造を明確にし、ユーザーと検索エンジンの両方にとって理解しやすい構成にします。
H1タグはページタイトルに、H2タグ以降はコンテンツの各セクションの見出しに使用します。
見出しタグにもキーワードを含めることが重要です。
| タグ | 役割 | 使用上の注意 |
| H1 | ページの主題（ページタイトル）。最も重要な見出し。 | 1ページに1つだけ。キーワードを含め、ページの内容を簡潔に表す。 |
| H2 | H1の内容を細分化、各セクションの主題。 | H1の次に重要。複数使用可。キーワードを含め、セクションの内容を簡潔に表す。 |
| H3 | H2の内容をさらに細分化、より具体的な内容の見出し。 | H2の下位階層として使用。複数使用可。キーワードを含め、内容を具体的に表す。 |
| H4-H6 | H3以下の内容をさらに細分化する場合に使用。 | 必要に応じて使用。階層構造を意識し、H3の下位階層として使用。 |
| ユーザーの読みやすさを考慮。見出しだけで大まかな内容を理解できるようにする。 | 長すぎる見出しは避ける。キーワードの詰め込みすぎ注意。数字や記号で視覚的工夫を。 |
H1タグはページ全体の主題を示す最も重要な見出しタグなので、1ページにつき1つだけ使用します。
H2タグ以降は、コンテンツの内容に応じて、階層的に使用していきます。
見出しタグには、適切なキーワードを含めると、SEO効果が期待できます。ただし、キーワードの詰め込みすぎは逆効果です。あくまでもユーザーにとって読みやすい、自然な文章を心がけましょう。
alt属性（<img alt="...">）：画像の内容を具体的に説明する
画像が表示されない場合に、代替テキストとして表示されるだけでなく、検索エンジンに画像の内容を伝える役割も果たします。
画像の内容を具体的に説明するテキストを設定しましょう。
例：alt="オーガニックコーヒー豆の画像"
構造化データ：リッチリザルト表示の可能性を高める
ウェブページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するコードです。
構造化データをマークアップすると、検索結果にリッチリザルト（特別な形式の検索結果）が表示される可能性が高まります。
例：パンくずリスト、商品、レシピ、FAQなど
構造化データの種類や記述方法については、Googleのガイドラインを参照してください。
参考サイト:構造化データに関するGoogleの公式ドキュメント
参考サイト:リッチリザルトに関するGoogle公式ドキュメント
Googleのガイドラインからの引用:
- Googleは、構造化データの記述形式として、JSON-LD、Microdata、RDFaを推奨しています。最も推奨される形式はJSON-LDです。
- 構造化データは、ページの
<head>セクション、または<body>セクション内に記述できますが、JSON-LDの場合は、<head>セクション内に記述することが推奨されます。 - 構造化データは、Googleの提供する構造化データテストツールで検証することができます。
- 構造化データは、Googleが定める構造化データのガイドラインに沿って記述する必要があります。ガイドラインに違反した場合、検索結果に表示されない、またはペナルティを受ける可能性があります。
サイト構造最適化：ユーザビリティとSEO効果を高める
サイト構造の最適化は、ユーザーがサイト内をスムーズに移動できるようにするとともに、検索エンジンがサイトをクロールしやすくするための施策です。
URL最適化：短く、わかりやすく、キーワードを含める
URLは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって、ページの内容を理解するための重要な手がかりとなります。
シンプルでわかりやすいURLは、ユーザーの利便性を向上させるだけでなく、検索エンジンにとってもクロールしやすくなるため、SEO効果が期待できます
| ポイント | 詳細 |
| 短く簡潔なURL | 長すぎるURLは避け、簡潔にする。 |
| キーワードを含める | URLにページの内容を表すキーワードを含める。（例：example.com/organic-coffee） |
| ハイフンで区切る | 単語の区切りにはハイフン（-）を使用する。アンダースコア（_）は避ける。 |
| ディレクトリ構造 | サイトの階層構造を反映させる。（例：example.com/organic-coffee/ranking） |
| 日本語URL/英語URL | 近年は日本語URLも適切に処理されるが、文字化けリスクを考慮して英単語がおすすめ。 |
例：https://www.cominka.co.jp/seo/onpage-seo/
内部リンク最適化：関連性の高いページ同士を繋ぐ
関連性の高いページ同士を内部リンクで繋ぐことで、ユーザーの回遊性を高めるとともに、検索エンジンがサイト内を効率的にクロールできるようにします。
アンカーテキスト（リンクテキスト）には、リンク先のページの内容を示すキーワードを含めることが重要です。
| ポイント | 詳細 |
| 関連ページへのリンク | ユーザーの利便性を最優先に、関連性の高いページへリンクする。 |
| アンカーテキスト | リンク先のページ内容を具体的に示すテキストにする。「ここをクリック」などの抽象的な表現は避ける。 |
| リンク切れの確認 | リンク切れはユーザーの離脱を招く。定期的にチェックし、修正する。 |
| 文脈に合わせた設置 | ユーザーが自然な流れで情報を見つけられるよう、文脈に合わせて設置する。関連情報への導線を作るイメージで、過剰なリンクはユーザービリティを損なう。 |
Googleのジョン・ミューラー氏は、内部リンクについて「SEOにとって超重要」と述べています。彼の発言を以下に引用します。
原文:
It’s something where internal linking is super critical for SEO.I think it’s one of the biggest things that you can do on a website to kind of guide Google and guide visitors to the pages that you think are important.
And what you think is important is totally up to you.You can decide to make things important where you earn the most money or you can make things important where you’re the strongest competitor or maybe you’re the weakest competitor.
日本語訳:
内部リンクは、SEOにとって超重要なものです。ウェブサイト上でGoogleと訪問者を、あなたが重要だと思うページに誘導するためにできる最も大きなことの一つだと思います。
そして、何が重要だと思うかはあなた次第です。最も収益を上げている箇所を重要にすることもできますし、最も強い競合がいる箇所、あるいは最も弱い競合がいる箇所を重要にすることもできます。
引用元: English Google SEO office-hours from March 4, 2022
- 引用元の動画は、YouTubeの「English Google SEO office-hours from March 4, 2022」の該当箇所（23分20秒あたり）にリンクしています。
ページエクスペリエンス：
ページエクスペリエンスは、ウェブページの使いやすさを評価する指標であり、SEOランキングに影響を与える可能性があります。
具体的には、以下の要素を改善する必要があります。
Core Web Vitals (コアウェブバイタル):
- LCP（Largest Contentful Paint）：ページの読み込み速度
- FID（First Input Delay）：ページのインタラクティブ性
- CLS（Cumulative Layout Shift）：ページの視覚的な安定性
参考サイト:Core Web Vitalsに関するGoogle公式ドキュメント
モバイルフレンドリー:
スマートフォンなどのモバイルデバイスでも、快適に閲覧できるサイト設計にする必要があります。
レスポンシブデザインを採用し、モバイル表示速度を改善しましょう。
HTTPS対応:
- ウェブサイトをSSL化し、セキュリティを強化しましょう。参考サイト:HTTPSに関するGoogle公式ドキュメント
画像最適化：SEO効果だけじゃない！表示速度改善にも！
画像はSEOだけでなく、ページ表示速度にも影響します。適切なファイル名、alt属性、ファイルサイズに最適化しましょう。
最適化のポイント
| ポイント | 詳細 |
| ファイル名 | 画像の内容を表すキーワードを含んだファイル名にする。（例：organic-coffee-beans.jpg） |
| alt属性 | 画像が表示されない場合や、スクリーンリーダー使用時に、画像の内容を説明するテキストを設定する。SEO効果も期待できる。（例：alt="農園直送のブラジル産オーガニックコーヒー豆"） |
| 画像サイズ | 画質を維持しつつ、ファイルサイズを圧縮する。表示速度改善に効果的。 |
| 次世代フォーマット | WebP（ウェッピー）など、従来のフォーマットよりも軽量な画像フォーマットの利用を検討する。 |
画像はウェブページを視覚的に豊かにしますが、ファイルサイズが大きいとページの表示速度が遅くなる原因となります。
画像の最適化は、SEO効果だけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながる重要な施策です。
alt属性は、画像の内容を検索エンジンに伝えるだけでなく、視覚障碍者の方にウェブサイトの内容を理解してもらうためにも重要な役割を果たします。
具体例：alt属性 記述例
<img src="organic-coffee-beans.jpg" alt="農園から直輸入されたブラジル産オーガニックコーヒー豆">オンページSEOの効果測定と改善：PDCAサイクルを回す
オンページSEOは、一度実施したら終わりではありません。効果を測定し、改善を繰り返すことで、より効果的な施策へと成長させていく必要があります。
効果測定には、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの活用が不可欠です。
効果測定ツール：Google Search ConsoleとGoogle Analytics
Google Search Console:
検索結果での表示回数、クリック数、掲載順位、検索クエリ（ユーザーが検索したキーワード）などを確認できます。
ウェブサイトの問題点（エラーなど）を検出し、改善することができます。
- Google Search Console
Google Analytics:
ウェブサイトへの訪問者数、ページビュー数、滞在時間、閲覧経路など、ユーザーの行動を詳しく分析できます。
コンバージョン（商品の購入や問い合わせなど）の状況を把握し、改善に繋げることができます。
- Google Analytics
見るべき指標と改善ポイント
効果測定では、以下の指標を参考に、改善点を見つけ出します。
検索順位
特定のキーワードで、ウェブサイトが検索結果の何位に表示されているかを確認します。
表示回数とクリック数
検索結果にウェブサイトが表示された回数と、実際にクリックされた回数を確認します。
クリック率（CTR）が低い場合は、タイトルタグやメタディスクリプションの改善を検討します。
検索クエリ
ユーザーが実際に検索したキーワードを分析することで、新たなキーワードを発見したり、コンテンツの改善に繋げることができます。
ページ/セッションと平均セッション時間
ユーザーが1回の訪問で閲覧したページ数と、ウェブサイトに滞在した時間を確認します。
これらの指標が低い場合は、コンテンツの質や内部リンクの最適化を見直します。
直帰率
ユーザーがウェブサイトの最初のページだけを見て、他のページに移動せずに離脱した割合を確認します。
直帰率が高い場合は、コンテンツの内容やユーザビリティの改善を検討します。
コンバージョン率
ウェブサイト訪問者のうち、コンバージョンに至ったユーザーの割合を確認します。
コンバージョン率が低い場合は、コンテンツの改善や導線の見直しを行います。
データに基づいた仮説検証と改善
これらのデータに基づき、仮説を立てて改善策を実行し、効果測定を行いましょう。
例：
- 特定のキーワードでの検索順位が低い場合は、コンテンツの改善や内部リンクの強化を検討する。
- 直帰率が高いページは、コンテンツの質やユーザビリティを見直す。
- コンバージョン率が低いページは、導線の改善やCTA（Call to Action）の最適化を行う。
- PDCAサイクルを回し続けることで、より効果的なオンページSEO施策を実現できます。
オンページSEO対策ツール：効率的な作業のために
オンページSEOを効率的に進めるために、便利なツールを活用しましょう。
以下に、目的別のおすすめツールを紹介します。
キーワード調査ツール：ユーザーの検索意図を把握する
結論：キーワード調査ツールは、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのか、その検索ボリュームはどのくらいなのかを把握するために役立ちます。
| ツール名 | 特徴 | URL |
| Googleキーワードプランナー | Google広告の無料ツール。キーワードの検索ボリュームや競合性、関連キーワードを調べることができる。Google広告のアカウントが必要。 | Google広告にログイン後、利用可能 |
| Ubersuggest | Neil Patel氏が提供する無料ツール（一部有料）。キーワードの検索ボリューム、SEO難易度、関連キーワード、上位表示サイトの分析などができる。使いやすく、初心者にもおすすめ。 | Ubersuggest |
| ラッコキーワード | 日本語のキーワード調査に強い無料ツール。サジェストキーワード（Googleの検索窓にキーワードを入力した際に出てくる候補）や関連語を大量に取得できる。Q&Aサイトの情報もまとめて見ることができるので、ユーザーの悩みや疑問を把握するのに役立つ。 | ラッコキーワード |
| Ahrefs | 被リンク分析で有名なツールだが、キーワード調査機能も充実している。競合サイトが上位表示されているキーワードや、その難易度を調べることができる。（有料） | Ahrefs |
| SEMrush | 競合分析、キーワード調査、サイト診断など、SEO対策に必要な様々な機能を備えたツール。キーワード調査では、特定のキーワードの検索ボリュームやCPC（クリック単価）、関連キーワードなどを調べることができる。（有料） | SEMrush |
競合分析ツール：上位サイトを分析し、SEO戦略に活かす
結論：競合分析ツールは、上位表示されているサイトのコンテンツ内容、キーワード、被リンクなどを分析し、自サイトのSEO戦略に役立てるために有効です。
| ツール名 | 特徴 | URL |
| Ubersuggest | キーワード調査だけでなく、競合分析にも活用できる。競合サイトのURLを入力すると、そのサイトが上位表示されているキーワードや、想定流入数、被リンク数などを調べることができる。 | Ubersuggest |
| Ahrefs | 世界的に有名なSEOツール。被リンク分析に強みを持つが、競合サイトの流入キーワードや、コンテンツギャップ（競合サイトが上位表示されていて、自サイトが上位表示されていないキーワード）を分析する機能も備えている。 | Ahrefs |
| SEMrush | 競合分析に非常に優れたツール。競合サイトの流入キーワード、想定流入数、被リンク状況などを詳細に分析できる。また、自サイトと競合サイトを比較して、SEOパフォーマンスの差を可視化することも可能。 | SEMrush |
| Similarweb | 競合サイトのアクセス状況（訪問者数、滞在時間、流入元など）を分析できるツール。 | Similarweb |
サイト分析・診断ツール：問題点を洗い出し、改善につなげる
サイト分析・診断ツールは、ウェブサイトの内部構造やコンテンツの問題点を洗い出し、改善につなげるために役立ちます。
| ツール名 | 特徴 | URL |
| Google Search Console | Googleが提供する無料ツール。ウェブサイトの検索パフォーマンス（表示回数、クリック数、掲載順位など）や、インデックス状況、サイトの問題点（エラーなど）を確認できる。オンページSEO対策には必須のツール。 | Google Search Console |
| Google Analytics | Googleが提供する無料のアクセス解析ツール。ユーザーの行動（訪問者数、ページビュー数、滞在時間、流入経路など）や、コンバージョン（目標達成）状況などを詳しく分析できる。 | Google Analytics |
| PageSpeed Insights | Googleが提供する無料ツール。ウェブページの表示速度を測定し、スコアと改善点を提示してくれる。モバイルとPC、両方の表示速度を測定できる。 | PageSpeed Insights |
| GTmetrix | ウェブページの表示速度を詳細に分析できるツール（一部有料）。表示速度に関する様々な指標（読み込み時間、ページサイズ、リクエスト数など）を測定し、具体的な改善方法を提示してくれる。 | GTmetrix |
| Screaming Frog SEO Spider | ウェブサイトの内部構造をクロールし、内部リンク切れ、重複コンテンツ、タイトルタグやメタディスクリプションの問題点、ページ速度の問題など、様々な技術的なSEOの問題点を検出できるツール。（一部有料） | Screaming Frog SEO Spider |
| モバイルフレンドリーテスト | Googleが提供する無料ツール。ウェブサイトがモバイルフレンドリーかどうかを診断できる。問題点と改善方法を提示してくれるので、対応の優先順位がわかる。 ※2023年12月1日に提供を終了 | モバイルフレンドリーテスト |
コンテンツ作成支援ツール：SEOに効果的なコンテンツ作成をサポート
コンテンツ作成支援ツールは、SEOを意識したコンテンツを作成するために役立ちます。
| ツール名 | 特徴 | URL |
| Google トレンド | キーワードの検索トレンド（検索数の推移）を時系列で見ることができる。季節的な需要の変化などを把握するのに役立つ。 | Google トレンド |
| ラッコキーワード | キーワード調査ツールとしても使えるが、Q&Aサイトの情報からユーザーの悩みや疑問を抽出する機能もあり、コンテンツのネタ探しに役立つ。 | ラッコキーワード |
| Google ドキュメント | オンラインで文書を作成・編集できる無料ツール。複数人での同時編集も可能。 | Google ドキュメント |
| ChatGPT | 大規模言語モデルによる、コンテンツのアイデア出しや、文章の生成・校正などに活用できる。（利用には注意が必要） | ChatGPT |
スクロールできます
構造化データ作成支援ツール：リッチリザルト表示を狙う
構造化データ作成支援ツールは、構造化データのマークアップを簡単に行うために役立ちます。
| ツール名 | 特徴 | URL |
| 構造化データ マークアップ ヘルパー | Googleが提供する無料ツール。ウェブページの種類を選択し、必要な情報を入力するだけで、簡単に構造化データのコードを生成できる。 | 構造化データ マークアップ ヘルパー |
| リッチリザルト テスト | Googleが提供する無料ツール。ウェブページに構造化データが正しくマークアップされているか、リッチリザルトの表示対象となるかを確認できる。エラーの修正にも役立つ。 | リッチリザルト テスト |
これらのツールは、オンページSEO対策の様々な場面で活用できます。自分のウェブサイトや目的に合わせて、最適なツールを選んで、効果的に活用しましょう！
さらに上を目指す！オンページSEO対策 上級編
オンページSEOの基本をマスターしたら、さらに高いレベルを目指しましょう。
コアウェブバイタルの最適化
コアウェブバイタルは、ユーザーエクスペリエンスを測る指標であり、SEOにも影響を与える重要な要素です。
- LCP（Largest Contentful Paint）：ページの読み込み速度
- FID（First Input Delay）：ページのインタラクティブ性
- CLS（Cumulative Layout Shift）：ページの視覚的な安定性
コアウェブバイタルの改善には、技術的な知識が必要となる場合があります。
トピッククラスター戦略
関連性の高いコンテンツ群を戦略的に構築し、内部リンクで繋ぐことで、専門性と網羅性を高めるコンテンツ戦略です。
- ピラーページ: トピックの中心となる、包括的なコンテンツを作成
- クラスターコンテンツ: ピラーページを補足する、詳細な情報を提供するコンテンツを作成
- ピラーページとクラスターコンテンツを内部リンクで繋ぐ
トピッククラスター戦略の図解
- ピラーページ（中心となる包括的なページ）:
- 特定のテーマに関する、包括的な情報をまとめたページです。
- SEOの例では、「SEO対策の完全ガイド」というページがピラーページになります。
- ピラーページでは、テーマの概要、主要な要素、関連するトピックを網羅的に解説します。
- このページは、Webサイトのメインコンテンツとして、SEO対策の中核を担います。
- クラスターコンテンツ（ピラーページを補完する詳細なページ）:
- ピラーページで解説したテーマを、さらに細かく掘り下げたページです。
- SEOの例では、「オンページSEOとは」「キーワード選定の方法」「SEOツール比較」「効果測定の基本」などがクラスターコンテンツになります。
- クラスターコンテンツでは、特定の要素や手法に焦点を当て、より専門的な情報や具体的な手順を解説します。
- これらのページは、ピラーページを補完し、Webサイト全体の専門性を高めます。
- 内部リンク:
- ピラーページとクラスターコンテンツは、内部リンクで双方向に繋ぎます。
- これにより、ユーザーはWebサイト内をスムーズに移動し、関連性の高い情報を効率的に閲覧できます。
- また、検索エンジンは、これらのリンクを辿って、Webサイト全体の構造や関連性を理解しやすくなります。
FAQコンテンツ
ユーザーが抱くであろう疑問を想定し、FAQコンテンツ（よくある質問）を作成することで、ユーザー満足度を高め、SEO効果も期待できます。
FAQページに構造化データをマークアップすると、検索結果にFAQが表示される可能性があります。
定期的なコンテンツ更新
既存コンテンツを定期的に見直し、最新情報に更新することで、ユーザーと検索エンジンの両方から評価を高めることができます。
情報の正確性を保ち、必要に応じて情報を追加しましょう。
競合分析
競合サイト、特に検索上位に表示されているサイトを分析することで、自サイトの改善ポイントや、差別化戦略のヒントを得ることができます。
コンテンツの内容、キーワード、被リンク、サイト構造、表示速度などを分析します。
オンページSEOのよくある質問
- QオンページSEO対策って、効果が出るまでどれくらい時間がかかるの？
- A
施策の内容や、ウェブサイトの状態、競合の状況などによって異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度かかることが多いです。
- Qページ数が多くて、すべてのページに対策するのは大変… 優先順位はどうやって決めたらいいの？
- A
アクセス数が多いページや、コンバージョンに繋がりやすいページから優先的に対策を行いましょう。Google Search ConsoleやGoogle Analyticsなどのツールを活用して、優先順位を決めましょう。
- Qキーワードをたくさん入れれば入れるほど、上位表示されやすくなるの？
- A
いいえ、不自然にキーワードを詰め込むと、ペナルティを受ける可能性があります。あくまで自然な文章でキーワードを含めるようにしましょう。
- QオンページSEO対策を外注する場合、費用はどれくらいかかるの？
- A
依頼する内容や、依頼先によって異なりますが、月額数万円から数十万円程度が相場と言われています。
- QオンページSEO対策以外に、やっておくべきことはある？
- A
はい、オフページSEO対策や、テクニカルSEO対策など、総合的なSEO対策を行うことが重要です。
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- SEO対策を始めたばかりで、何から手を付ければ良いかわからない
- キーワード選定が難しく、どのキーワードで対策すべきか悩んでいる
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